烏野2年の人気マネ 3 (続編)

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影山「でも、あの時は普通の速攻ならできる可能性があったしそれしか突破口がないと思ったからです」




菅原「…」




日向「青城戦のラスト…気づいたら負けてた…」




影山.菅原.A「「…！」」




烏養「…！」




日向「気づいたら打ったボールは俺の後ろで床に落ちてた…」




日向「俺が負けたのに…影山に謝られるなんて嫌だ！」





日向「空中での最後の一瞬まで自分で戦いたい！！」





A「翔陽…」





影山「青城戦でスパイカーの100%の実力を引き出せるのはセッターだってちょっとわかった」




日向「…！」





影山「あの速攻…お前の最大の武器だ
そんであの速攻にとってほんの少しのズレが致命的なズレになる…

あの速攻にお前の意思は必要ない…」





A「…飛雄、それは違うよ…」




菅原「…！」




A「私ね…中学の時にバレーやってたんだけどさ…セッターもスパイカーも皆 何かしら考えてる…私はスパイカーがいてこそのセッターだと思う」





A「セッターにはスパイカーの気持ちが分からないしスパイカーにもセッターの気持ちなんて分からない…でもね」





影山「…」





A「バレーボールに意思が必要ない人は居ないしそれを改善してこそのスポーツだと思うんだ…」





菅原「A…」





影山「俺には…まだ 分かりません…」




そう言って影山は体育館の中へと入っていった




菅原「(影山は感情的に否定してるわけじゃないただ事実を言ってる…でも、Aが言ってる事も事実だ…)」





菅原「ごめん、日向 俺 影山の意見聞いてたら俺も影山が正しいと思ったよ」




A「スガさん…」




菅原「あの速攻は十分凄い…あれを軸に他の攻撃を磨いていくのがベストなんじゃないかな」




A「(確かにスガさんの言ってる事は正しい)」




烏養「俺も菅原派だな」




烏養「自分で戦いたいと言っても変人速攻は一瞬勝負だ…あの一瞬を空中でどうにかしようってのも正直難しいと思うぜ」





日向「でも、調子のいい時はスローモーションのように見えるんです…田中さんが言ってたみたいに…」




烏養「まぁ、ブロックがいつもより見えることはあるよな」


菅原さんが頷く


日向「青城と練習試合やったときも最後の1点大王様…及川さんの顔が見えました…目が見えました」





烏養「そんな気がしたってことか？」





日向「3対3ではじめて速攻決めたときも向こう側が見えました…」

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