烏野2年の人気マネ 8 (続編)

25 ページ25

武田「君の身体はこれから大きくなるでしょう

けれど…ネットという高い壁越しに行う競技で190cmが小柄と言われるバレーボールの世界では」



武田「きっと君はこれからもずっと小さい」



武田「他人(ひと)よりチャンスが少ないと真に心得なさい」



武田「そしてその少ないチャンス ひとつも取りこぼすことのないよう掴むんです」




武田「君は…」





武田「君こそはいつも万全で」






武田「チャンスの最前列に居なさい」



烏野高校 メンバーチェンジ

(OUT)日向⇔(IN)成田





日向「ごめんなさい…ごめんなさい！」



日向は涙でくしゃくしゃな顔で謝る





山口はそんな日向を励ますように背中をさする





田中「…はしゃぎすぎて発熱て！幼児か！」





月島「日向はずっと幼児ですよ田中さん
てか1晩寝れば治るんでしょ体力おばけ」





西谷「心配すんな！俺と一仁に任せとけ！」





成田「大丈夫なんか知らんけど 県予選決勝より全然緊張してない」





木下「がん…んぅ…任…んぇ」





縁下「(なんて声をかけるべきなのか…)」





澤村「お前が居ないと困るよ困るに決まってる」





澤村「日向！お前が必要だ、だから！飯食って寝ろ！」





菅原「一足先の生姜焼きだな」





田中「重っ！おかゆとかでしょ普通」




旭「あったかくしてろよ〜」




西谷「祖母か！」




影山「俺の方が長くコートに立つ」




影山「今回も俺の勝ちだ」




日向「…」





冴子「なんで…なんでだよぉ…」




研磨は応援席から席を立つ




黒尾「…？」




木兎「なぁ赤葦 日向は1月をなめたわけじゃないと思うんだ」




赤葦「分かってます」




星海「日向翔陽！！」




日向「…！」





星海「俺は！！お前を待っている！！」





影山「…」




日向「(ﾍﾟｺﾘ)」




白馬「突き指じゃあるまいし試合中に戻ってくんのは無理だろ」



星海「この試合でという意味じゃない」




侑「俺たち(稲荷崎)とネコとカモメでやっとあの妖怪くん(翔陽くん)を倒したな」




Aはチラリと清水さんの方を見る




清水さんは異変を感じ取ったのか直ぐに駆けつける



清水「何かあった？」




A「日向が熱を出しました…」




清水「…っ！」




A「私は日向と一緒に行きます
後は、お願いします」




清水「分かった…任せて」



清水さんはAの異変にも気づいたのか



頭をぽんと撫でる
まるで大丈夫だよと




言うみたいに

26→←24

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す