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女子更衣室に向かい、マネージャー達に運んでもらった荷物に手を伸ばし、青いユニフォームとジャージの上を取り出し着替える。
髪を櫛で軽く梳かし、いつものハーフアップに束ね、黒いリボンを結ぶ。
途中野坂と合流し、特に言葉を交わすでもなく、ただ同じ道を歩いた。
外の明かりが見えてくると、その瞬間に前半終了を告げるホイッスルが鳴り響いた。
出入口付近では監督がいつもの不敵な笑顔で待機していた。
･
｢監督!!俺を試合に出してくれよ!!俺の"ファイアーレモネード"なら、アイツらをぶちのめせるぜ!!｣
｢ウーン、アナタは日本の秘密兵器、まだ出すのは早いと思うんデス。｣
｢何言ってんだ!!どんなにすごい兵器でも使わなきゃ宝の持ち腐れだろぉがよォ!!｣
｢やめとけよ剛陣、監督にはなんか考えがあるんだろ。｣
芳しく無い試合の状況にしびれを切らしてか、監督に直談判する剛陣。それに対し監督はそれを聞き入れる気はないようで、不動もその意図を汲み取ったのか、剛陣を気だるげではあるが抑えるような言葉を発した。
｢けどよォ……｣
｢僕も同感です。｣
突如別方向から割って声をかけた野坂に、全員が振り返った。
｢剛陣先輩がでるのはまだ早い。あの程度の雑魚に、先輩のファイアーレモネードを使う必要はありませんよ。｣
……こいつ、大人しそうな見た目に反して意外と雑魚とか平気で言うからビックリだよなぁ。
一呼吸を置いて、剛陣が彼の名を呼んだ。
｢の、野坂ァ?!!!｣
｢チ、面倒なやつが帰ってきやがったぜ。｣
悪態をつきながらも、灰崎の表情はどこか嬉しそうで、本人は気づいていないのだろうが、不敵な笑顔を浮かべている。
｢御剣さんもいるぞー。｣
｢御剣先輩!!｣
｢お疲れ、御剣。｣
野坂の後ろからひょ、と顔を覗かせる。
風丸と坂野上が近くに寄ってきて声をかけてくれた。
監督の頼まれ事、簡単に言うと野坂の護衛。ここまで来る間にオリオンからなにか仕掛けられる可能性は充分にあった。だから監督は私を彼の元によこしたのだ。
｢やっぱり先輩いないと(風丸さんが)落ち着かないですよ!!｣
｢坂野上、今余計なものが見えたんだが……?｣
｢？？まぁいいや。それよか風丸、頼んでたの、どうだったよ。｣
｢……特に、これといって変化はなかったぞ。｣
｢大丈夫、亀裂だけ入れてくれれば、後は私がザクザク切り崩してくから。｣
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フィル - こんにちは。 個人的なんですが、イナイレと鬼滅の刃やってほしいです。 (2019年11月13日 14時) (
レス) id: 0d12e6f332 (このIDを非表示/違反報告)
灰楯M - こんにちは。最新話拝見いたしました。風丸さんの固い決意が一語一句から感じとれます……。御剣さんも幸せになって……。 (2019年2月10日 10時) (レス) id: 554f9301e5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - 野坂君尊いさん» 野坂君尊いさんはじめまして!!返信遅くなりまして大変申し訳ありません。誤字指摘ありがとうございます……!!確認したところ確かにそうでした……!!ご指摘感謝します、ありがとうございます!! (2019年2月9日 23時) (レス) id: a67af18030 (このIDを非表示/違反報告)
野坂君尊い - 初コメ失礼します！毎話楽しみに拝見させていただいています！質問なんですが、ページ34の新タクティクスのところ、"剛と柔"ではなく、"コードG"ではないですか？ これからも更新頑張って下さい！応援してます！ (2019年2月3日 16時) (レス) id: 5271d69b7b (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - 七瀬真昼さん» 七瀬真昼さん、いつもコメントありがとうございます!!そ、そうなんですか……?!ありがとうございます!!まだ見れてないんですよ〜…あっ、バレンタインすっかり失念してました……!!それですよね……公式のサプライズ、今年もあるといいですよね…… (2019年1月25日 20時) (レス) id: a67af18030 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆき | 作成日時：2018年11月22日 19時
