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｢やめろ灰崎!!｣
灰崎の拳が一星に届こうとした寸前で、横から円堂の手がそれを掴み阻止した。
｢邪魔すんじゃねぇよ!!｣
｢今問題を起こしたら、お前まで試合に出られなくなるぞ!!｣
円堂の力強い正論に灰崎ははっとし、怒気を抑え、耐えるように一星を掴んでいる方の手に力を込めた。
それを見た円堂は、先ほどとは打って変わって落ち着いた、しかし意志の篭もった声で灰崎を諭した。
｢そんなことになったら、鬼道が一番辛く思うはずだ｣
｢……フン｣
乱暴に一星を解放し、彼から体ごと目を背けた。
自分の怒りより、鬼道の心を尊重したのだ。
……灰崎自身は決して悪い奴じゃない。ただ、感情の表現が荒々しく、自身に正直すぎるだけ。人の心を汲み取れる位の良心は持ち合わせている。
一星が稲森に何事かを告げ頭を下げていた。
それに対し稲森は瞳を揺らし、静かに動揺していた。
……そう言えば稲森の頬、怪我でもしたのか、簡易的に処置が施されている。私が退場した後に何か……一星を庇ってシュートでも食らったのだろうか。
そのまま退出していこうとする一星の腕を掴み、それを引き止めた。
｢……待ちなよ。まだ私は君に言いたいことあるのだけれど｣
｢……まだ何かあるんですか？｣
明らかに面倒くさそうな表情でこちらを見ているのがわかる。声からもそれがはっきりと伝わった。
｢あのね、私、君が
｢?!!…だから、何ですか｣
｢顔つきが変わってんぞ大根役者、ただのカマ掛けなのに……隠し事するならもっと上手くやりなよ｣
前回とは違い、今度は"誰"と対象を限定した事により、一星の目付きが明らかに変わった。
もしやと思いカマをかけてみたら、何とビンゴだったようだ。
にまり、と口角を持ち上げ、目を細める。
今の私、わっるい顔してんだろうなぁ、と他人事みたいに思う。
｢君の事情は特にどうでもいいんだけど……私の忠告無視したってことは、私に何されても文句は言えないってことだからね｣
｢……何って、何するんですか？｣
この子、幾らオリオン側の刺客といえど、やっぱり地は普通の中学一年の子供だな。
こんな単純なトラップにも引っかかるし、感情も思ったよりわかりやすい。思わず溜息が出るほどだ。
｢一星、実は単純だよな｣
｢さっきから一体何ですか……｣
｢私の言葉、全部否定しなかったよね？｣
｢……?!｣
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フィル - こんにちは。 個人的なんですが、イナイレと鬼滅の刃やってほしいです。 (2019年11月13日 14時) (
レス) id: 0d12e6f332 (このIDを非表示/違反報告)
灰楯M - こんにちは。最新話拝見いたしました。風丸さんの固い決意が一語一句から感じとれます……。御剣さんも幸せになって……。 (2019年2月10日 10時) (レス) id: 554f9301e5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - 野坂君尊いさん» 野坂君尊いさんはじめまして!!返信遅くなりまして大変申し訳ありません。誤字指摘ありがとうございます……!!確認したところ確かにそうでした……!!ご指摘感謝します、ありがとうございます!! (2019年2月9日 23時) (レス) id: a67af18030 (このIDを非表示/違反報告)
野坂君尊い - 初コメ失礼します！毎話楽しみに拝見させていただいています！質問なんですが、ページ34の新タクティクスのところ、"剛と柔"ではなく、"コードG"ではないですか？ これからも更新頑張って下さい！応援してます！ (2019年2月3日 16時) (レス) id: 5271d69b7b (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - 七瀬真昼さん» 七瀬真昼さん、いつもコメントありがとうございます!!そ、そうなんですか……?!ありがとうございます!!まだ見れてないんですよ〜…あっ、バレンタインすっかり失念してました……!!それですよね……公式のサプライズ、今年もあるといいですよね…… (2019年1月25日 20時) (レス) id: a67af18030 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆき | 作成日時：2018年11月22日 19時
