＊ ページ28
Aside
どれだけ願おうが、時計の針は歩みを止めない。
もうすぐ８時だ。
柊「そろそろタイムリミットだ。
まずは、わずかな希望に賭けて………
フェイク動画を撮った人！」
そう手を挙げて見せても名乗り出る人はいない。
当然といえば当然だ。
もし名乗り出てたらこの事件はこんなに長引いていない。
柊「仕方ない、なら刑事さんに答えてもらおうか。
刑事さん、分かりましたか？」
携帯に向かって声をかけた。
郡司[あぁ、直前まで迷ったがな]
聞こえてきたのは、何処か自信のある声。
思ったのだが、この現場には太宰さん達が居るはず。
あの人の事なら、フェイク動画を撮った人………なんなら、この事件の真相もとっくに見抜いてると思う
それでも助言をしないのは、何か理由があるのだろう。
全くもう………本当に怖い人。
柊「ちなみに、誰と迷ったんですか？」
郡司[熊沢花恋と里見海斗だ]
へぇ、良い線までいってるじゃない。
もう乱歩さんが散々警察を馬鹿にしてるから感覚が狂ってるんだよね。
郡司警部はこう推理した。
まずは、里見が水泳大会の会場に来て、水泳部のジャージを着ていたことを明らかにする。
大会関係者が里見を覚えていたことを証拠にして
そして、郡司警部が目を付けたのはジャージの袖に付いた赤い汚れだ。
誰かに聞いてもらって、二人のうち一人が苫東ジュースを飲んでいたそう
そして、郡司警部が出した答えは……
郡司[熊沢花恋だ]
………え？
熊沢「違う！！」
熊沢さんは立ち上がって否定する。
熊沢「私は大会の日はゼリーしか食べてないって言ったでしょう……？」
その問い掛けは明らかに先生にむけてで
先生は一瞬表情が消え、笑い出した。
柊「あ、そうだった！
すまない、熊沢！先生間違えちゃったよ〜！」
わざと間違えたんだろう？
郡司[おいおい、ちょっと待てよ！
どういうことだ！？]
先生の明るい声とは反対に、郡司警部は焦った声を出す。
間違えたのが信じられないのだろう。
柊「刑事さん、大変素晴らしい洞察力でした。
しかし貴方は内通者を信じすぎた。」
やはり、内通者がいるのか。
その内通者はもう推理できている。
そして、最終的に犯人は
宇佐美「てことは、フェイク動画の犯人は里見……？」
真壁「お前があの動画を撮ったのか……？」
里見「あぁ」
里見になるって訳だ。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 444人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「文豪ストレイドッグス」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
雪椿 - 桜花さん» こちらこそコメント有難うございます！更新頑張りますので、之からも楽しみに待っていただけると嬉しいです。 (2021年3月5日 21時) (
レス) id: c09b58169c (このIDを非表示/違反報告)
桜花(プロフ) - 更新ありがとうございます！ヽ(*´＾｀)ﾉ更新楽しみにしています (2021年3月5日 17時) (レス) id: 387b35d945 (このIDを非表示/違反報告)
くーと。 - う、うれじいでずぅぅぅう！( :д:) (2021年3月2日 23時) (レス) id: 717497968a (このIDを非表示/違反報告)
雪椿 - くーと。さん» 待たせてしまって申し訳ありません……。テスト週間でした……（´・ω・｀）これから更新できる日が増えると思いますのでよろしくお願いします！ (2021年2月27日 22時) (レス) id: c09b58169c (このIDを非表示/違反報告)
くーと。 - やっときたぁぁぁあ！！ (2021年2月27日 16時) (レス) id: 717497968a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
