副長の愛刀

肆の話 ページ5

審神者「赤心のもとの主は誰だったの？」

「ああ、やっぱ気になるか？でもあんまり知られてない人だったから知らんと思うけどな。」

あんなに、世のため人のために頑張ってた人だったのにな。

審神者「まあ、誰だったんだい？」

「山南啓助っていう人がだった。知らんだろ？」

審神者「うーんわからん。どんなひとだったの？」

だよなぁ。結局みんな知らないんだよ。

「かっこよくて、強くて、優しくて、文武両道って感じの人だった。」

すごく、すごくいい人だった。だけど、なんで？

新撰組から逃げたんだよ。









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審神者「赤心、広間につたよ。」

「ああ、ここか。でかいな。」


審神者「みんなーついに来たぞー！！」
ガラッ

意外と少ないんだな、もっといるのかと思ってた。


山姥切「・・・あんたが集めとけって言ったからな。」

審神者「さすがだよ！やっぱりうちの自慢の初期刀だね。」

山姥切「うるさい////」



うちの初期刀はかわいいと。

審神者「よーし！赤心、自己紹介しようか。」

「自分は赤心沖光。これから世話になる。」

和泉守「赤心、お前

「やあ！和泉守じゃないか！堀川に加州、大和守。長曽根さんもいるのか！久しいね。まさかまた会うことになるとは思ってもいなかったよ。」


審神者「赤心のもとの主は新撰組の人だったんだね。でも部屋はどうしようか？新撰組は皆、部屋埋まってるから。ほかの所と相部屋か、一人部屋になるけどいい？」

むしろそっちの方が自分には都合がいいな。

「ああ、もちろんかまわないさ。自分が来るのが遅かったからな。誰と一緒でもいいさ。」

きっとあいつらも、自分と同じ部屋なんて嫌なんだろうな。









審神者「よしっ、大俱利伽羅の部屋はまだ空いてるよね！赤心と一緒でもいいかい？」

大俱利伽羅「どうでもいいな。」

審神者「よし、いいんだね！赤心、大俱利伽羅と相部屋ね！」

「え、本当にいいのか？いやがってそうんんだが？」

流石に、嫌がってるのに同じ部屋になるのは申し訳ないんだが…。

審神者「大丈夫、大俱利伽羅は基本的いつもあんな感じだから！大俱利伽羅は赤心を部屋に案内して。」

大俱利伽羅「・・・はぁ。」

なんかマジですまん。

「ごめんな大俱利伽羅。」

大俱利伽羅「慣れあうつもりはない。」

・・・

新撰組の人たちと同じ部屋もきついけど、こっちも大変そうだな。




自分やっていけるか？これ。

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