うるせぇ、トランペットぶつけんぞ【宮侑】 (ページ21)

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20.女子の力ページ21

さぁて今日も勉強です。

私は頭が宜しくないのでそりゃあもう沢山勉強しないと赤点確定になってしまう。小学生の頃はあんなに頭良かったのに。

ため息をつきながらせっせとノートの内容を書き写した。

「あのさぁ、伊統って結局の所宮侑のことどう思ってんの？」

『急だな勉強しろよ』

「カブトムシの絵描いてるお前に言われたくねぇよ」

何故バレたし。

てか本当に急だな。しかも宮侑の話なんて……
ふと隣の友達を見るとご丁寧にもノートに"寝るね"と書いて寝ていた。予告すれば寝ていいってもんじゃねぇんだよお前

『普通だなぁ』

「そこは嘘でも「えっ…べ、別に好きとかそういうんじゃないよ……！？」とか言って欲しかった」

『君は私に何を求めてるんだい』

「女子力」

『…………トランペット吹けるよ』

「そのトランペット人にぶつけようとしてたけど？」

『ぐうの音も出ません』

トランペット吹けるだけじゃ女子力には入らないらしい。なるほど、じゃあフルートならいいのか。

カブトムシの隣に下手くそなフルートの絵を描いているとねんねタイムに入っていたAが起きた。起きて一言目が「え………この2人がおるとか地獄…？」だったので2人でシバきました。多分私たちは何も悪くない。

「冗談やって冗談、起きとったしな。まぁうちから見るに侑くんとAはくっつくで。ちっ」

『あれ舌打ち………』

「俺から見るに角名とかの方が有り得そうだけど」

『何故お前らはくっつけようとしてくる』

「今のうちに青春しとかな、あんた恋愛無経験でお陀仏やん」

「そのまま霊になって世のリア充殲滅してそうだしな」

『そこに座りなさい』

勉強会は一旦中止、代わりに説教会が開始された。ふざけんなよ、誰が非リア代表だって？コソコソ話で成仏しなさそうとか言うな。死んだら1番初めにお前らを呪ってやる。毎日枕元でトランペット吹いてやる。

＊＊＊

すみません、この小説では基本的にコメ返しはしません。理由としては最初に怠ったせいで後から一斉にするとなんか良からぬアレなのではと思ったからです(馬鹿)

あと台詞の前にキャラの名前の頭文字を置いて欲しいということでした。私の文章力が足りず申し訳ありません。本当に申し訳ないのですが、小説書きの練習もしたいのでこのまま書かせていただけたらなと思っております。