3月【ホワイトデーと桜のお話。】 ページ13
こ「あ、おはよーAちゃん!」
「!おはようころんくん。」
こ「ねえねえ、これ!バレンタインのお返し!」
満面の笑みで横長の箱を渡して来た。なんだろ…
「ありがとう!…開けてもいい?」
こ「もちろん!」
箱を開けると、
「わあっ、!髪飾りだ!可愛い!ありがとう!」
可愛い白ベースの髪飾りが入っていた。
こ「どういたしまして!」
教室に入ると、るぅりーぬが扉の前まで迎えに来てくれた。
る「あ、Aちゃん!」
り「おはよー!」
「おはよう、るぅとくん!莉犬くん!」
る「はいこれ、ホワイトデーです!」
り「俺らから!」
「ありがとう!わあっ!すごい!!」
2人からもらったのは、白いくまのぬいぐるみと、同じくまのぬいぐるみキーホルダー。
る「喜んで貰えて良かった!」
り「うんうん!あ、さとちゃんおはよー!」
さ「おはよ。あ、A。ちょっとこい。」
と、私をバッグハグ、両手で恋人繋ぎをして来て、逃げられないようにして来た。莉犬くんはるぅとくんの目を隠し、り「みちゃだめだっ!///」と、一言。
連れて来られたのは、空き教室。
さ「これ、」
「…?」
さ「開けて見て?」
「うん……わあっ…!」
さとみくんからは、ピンクの宝石のついたネックレス。シンプルなものが好きって、覚えててくれた事が凄く嬉しい。
さ「あとで付けてあげるな。」
な「あ、Aちゃん!」
なーくんがいつのまにか乱入していた。
「はい!何でしょう?」
な「俺からは、これ!」
「わあっ、ポムポムプ○ンのハンカチとリップクリームだ!!」
な「Aちゃん、ポムポム○リン好きだった気がしてさ。喜んでもらえて何よりだよ。」
「ありがとうございます!」
空き教室を出て、廊下を歩き教室に帰ろうとする私。
ふと外を見ると、桜の蕾が膨らんで今にも咲きそうな感じだった。
ジ「…何見てるん?」
「!ジェル先輩。あの桜を見てたんです。そろそろ咲きそうだなー、って。」
ジ「この桜、ソメイヨシノって言うんやで。日本で一番多い桜。」
「へぇ…。」
ジ「あ、そうや。ホワイトデーのお返し。」
ぽんっ、と紙袋を私の手に乗っけるジェル先輩。
ジ「開けてみて。」
「…桜のイヤリングだ!可愛い…!」
ジ「ちょっとごめんな。」
と一言だけ言い、私の耳にさっきのイヤリングをつけたジェル先輩。
ジ「…うん、似合ってる。可愛えなぁ。」
このジェル先輩の笑顔は、数日間私の頭をぐるぐる回りつづけていたのであった…。
久しぶり過ぎて…。でも頑張った。
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雪たぬしゃま(プロフ) - かき氷さん» 天球☆って、ゑ。 (2020年12月5日 23時) (レス) id: 36de890677 (このIDを非表示/違反報告)
かき氷(プロフ) - 見られたくないからツイート消しとくわ (2020年12月5日 21時) (レス) id: fa63f0708e (このIDを非表示/違反報告)
かき氷(プロフ) - イラスト完成した!!! (2020年12月5日 17時) (レス) id: fa63f0708e (このIDを非表示/違反報告)
雪たぬしゃま(プロフ) - rarukomuruuさん» ありがとうございます!頑張ります! (2020年11月14日 21時) (レス) id: 884985d4cf (このIDを非表示/違反報告)
rarukomuruu(プロフ) - お話面白いです!更新頑張ってください! (2020年11月14日 19時) (レス) id: bfd6a96e81 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:雪たぬしゃま | 作成日時:2020年10月4日 1時