【銀魂】銀魂高校のヤンキーと吉原商業のヤンキーがデキちゃってるらしい。II【高杉晋助】

66話 着物 ページ20

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『ゔー…寒い…』

公園で1人立っていると車が来た。

どこだか知らないけど海外の有名な車だ。


そこから出てきたのは長い髪の、ババァ。

もとい。私の義母さん。


「ふんっ…顔だけは良くなったじゃない。」

『アンタに褒められても嬉しくない』

そんな言葉は飲み込んで

『ありがとう』

そう言った。


「乗りなさい」

『はい』


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あっという間に家に着いた。

あの私を狂わせた大きな屋敷。

「おかえりなさいませ。
奥様。お嬢様。」


私が“お嬢様”？

笑わせないでよ。


そして、あの頃の質素な部屋に連れてこられた。

義母さんは私をこの中に入るよう目で促す。

「10時からお見合いだから。
そこのクローゼットの服に着替えてなさい。

あ、あと逃げるなんて考えないでよ。

ま、逃げることなんてさせないけども。」

『分かってます。』

バタンと扉が閉まり、ガチャリと錠をする音が聞こえた。


クローゼットには何着か着物が入っていた。

赤…緑…黄…

どれも高級な着物で振袖。

帯といいどれもいい触りごごちだった。

私は【紫】の着物を手に取った。

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ラッキーカラー

あずきいろ

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