【銀魂】銀魂高校のヤンキーと吉原商業のヤンキーがデキちゃってるらしい。II【高杉晋助】

61話 いない ページ15

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朝。

昨日俺の妹Aが言っていたことが妙に気にかかる。

まさかな。


「A。はよー……A？」

うそ…だろ？

アイツがリビングにいなかった。



ま、まぁ、トイレにでもいるんだろ。

一応トイレに向かって、ノックしてみた。


「オ、オーイ…A…？

いるんだろ？」


…………


なんだよ。アイツ。寝坊か？



二階に上がり、Aの部屋に入る。

「オイ！A！
朝だぞ！いい加減おき……ろ……」


見慣れた顔は無かった。


女の割には落ち着いた部屋。

枕元にはケータイとケータイの充電器がない。


制服…ない……


うそだろ？……うそだろ？うそだろ？


躊躇ったがAのクロゼットを開ける。


リュックとスーツケースが無くなっていた。

また、バタバタっと一階に降りる。


「A！！！」


妹の名前を大声で叫ぶが返事はない。


ふと、目に止まった5つのボイスレコーダー。


１つのボイスレコーダーに貼り付けられたメモ用紙には

いつも通りのAがふざけた用にこう書いてあった。



【大好きな兄貴へ
このボイスレコーダーを聞いてくださいな♡】




ああ、Aの字だ。


大体は聞かなくても内容はわかる。


俺は震える手でふざけたメモが付いたボイスレコーダーを手に取った。

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