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「シンデレラ、って案外あざといわよね。」
そう、雪の女王は呟いた。
「なんでそう思うの?」
妹は問う。
「なんで、って…普通ピッタリのガラスの靴を落としていくと思う?
わざとらしいわ。」
本をパタンと閉じた。
「じゃあ、姉さんはプリンセスが嫌いなの?」
「まさか!
王子に見初められて対して内面も知らないのに結婚する!まさに、玉の輿じゃない!!」
「姉さんって、性格悪いよね…」
苦笑いする妹に「そうかしら?」と女王は首を傾げた。
このお話は、努力を重ねたシンデレラガールが夢と愛を手に入れる話…………
では無い。
哀れにも乙女ゲームの悪役として生まれてしまった、悪役雪の女王のお話。
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作者名:83猫 x他1人 | 作成日時:2017年8月15日 22時