16話 ページ16
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「お前、だれアルか。」
さっきの子は、私を睨みつける。
『ああ、ごめんなさい。
名乗り忘れていました。はじめまして、歌舞伎町女子学院から来ました、華月Aです。』
一応、名乗っとく。
「私は神楽ネ。
先に言っとくアル。
いくら私に優しくしても兄貴の連絡先は教えねーからナ。」
神楽さんは私から目線を逸らすように言った。
『兄貴…?だれが?
あ、あと、さっきありがとう。入口の時。助かった。』
私はやんわり微笑む。
「お前、私の兄貴知らないヨロシ?」
『えっと…ごめん。知らない…かな…』
「なら許すネ。」
『ありがと…?』
と、私がお礼をしたとき本鈴が響いた。
「「あ」」
二人で顔を見合わせて、クスリと笑う。
「お前のせいだからナ。A。」
『私は神楽さんが嫌そうにしてたから!』
「バツとして一緒にサボるヨロシ。」
神楽さんが地面にペタンと座る。
『分かってるよ。』
私も微笑んで隣に座った。
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りん - 面白かったです!!!!続き下さい (2022年2月26日 17時) (レス) @page18 id: 5a52c0f3ec (このIDを非表示/違反報告)
輝夜 - すっっごく面白いです。続き楽しみにしてます。 (2017年12月30日 10時) (レス) id: d97a8264fd (このIDを非表示/違反報告)
83猫(プロフ) - 十夜さん» 神威の予定です((ボソッ (2017年8月27日 6時) (レス) id: bf1fcb93f0 (このIDを非表示/違反報告)
十夜 - 誰オチなんですか? そもそも落ちますか? (2017年8月26日 15時) (レス) id: e91e7b2666 (このIDを非表示/違反報告)
83猫(プロフ) - ありささん» 了解です!応援ありがとうございます! (2017年8月26日 14時) (レス) id: bf1fcb93f0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:83猫 | 作成日時:2017年6月29日 15時