ねぇこっち見て?part2

7ー大津sideー ページ7

なんだか授業中も気になって
Aちゃんを見たら、
今にも泣きそうな表情を浮かべていた。

すごく心配になって、
隣でミチがうるさいのも
適当に流していた。


授業終わって話しかけようとしたら、
・・・避けられた？

大津「Aちゃん？」

腕をとってもう一度話しかける。

あなた「ごめん・・・」

そういって俺の手からすり抜けて
どこかへ行ってしまった。

何がごめんなの？
明らかに普通じゃない・・・

部活が終わるまでずっとそんな感じだった。

納得いかなくて校門で
Aちゃんを待ち伏せしていた。

だんだんと近づいてくるAちゃん。

俺に気付いて早足になる。


大津「待って！なんで避けるの？
俺なんかしたなら謝るよ！」

あなた「なんでもないよ。
・・・乃愛に会ってあげて？
すごく会いたがってるみたいだよ。」

大津「・・・そんなの今関係ないじゃん！」

あなた「関係あるよ。お願いだから、会ってあげて？」


涙目のAちゃんに何も言えなかった。
走り去るAちゃんの後ろ姿を見ていた。

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