瞳の奥を見せて【黄×桃】２

黄side ページ33

桃「じゅ、たぁー！」





のんちゃんの声が戻ってからまた少し経って

少し喉に引っかかるような

たどたどしさは残ってはいるものの

話すことによる痛みもほとんど治ったみたいやった。








俺のモヤモヤした気持ちがなんなのか

未だによくわかってへんのやけど、、、

気にしてたってしゃーないしな。









と、いつのまにか部屋の外におった照史が帰ってきて


橙「…淳太様。。ご主人様からお話が、、

よろしいでしょうか…？」







っ……？







照史がこういう言葉を使うのは大抵、他人の前か…







良くないことがあった時。。









なんやろ、まったく見当がつかへん


…けどこのちょっとしたモヤモヤの根元な気もする





橙「俺も分からんけど、とりあえず行かな。」



黄「せやな。







のんちゃん、濱ちゃん。ちょっと俺ら出るから」




紫「どしたん？」



黄「…いや、ちょっとな。。」








桃「ぃっ、てらっ、、しゃ」



黄「おん、行ってくるな」






いつもみたいな幸せそうな笑顔なんやけど


俺には少し儚さが混じっているように見えた。

紫side→←ゆい花です！

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す