遠のく意識 ページ9
Aside
鞄の中にある本の無事を確認。…よし、本たちは無事らしい。
『長岡 図書回収』
報告を済ませたら…さて、どうやって安全な所へ逃げるか。
すると少し先に建物の中へ行ける道が見えた。あそこへ行こう。
そう一歩踏み出そうとしたその時、上から銃声が聞こえた。
笠原「Aさんっ!!」
手塚「長岡三監、まだいます。気をつけてください」
『了解』
狙いを定め、隠れつつも目的の場所へ向かう。
…が。これはタイミング間違えたと思った瞬間 足元に銃弾が降ってきた。
やばい、避けられない、、
なんて考えてしまいその瞬間から足がすくんで動けなくなり、意識が少し朦朧としてきた。
嫌だ、こんな時になってしまうなんて。
ダメだ、もう終わりだ…
??「下がれ!」
この声は…?でもよかった、誰か来てくれた、
ぼやける視界の中 匍匐前進のようになりながらも何とかして車両の裏へ行く。
助けてくれた方も程なくしてこちらに来た。
何か大声で言っているようだがあいにく聞こえず、遠くで戦闘終了前に流れるアナウンスらしき音声が耳を掠めていくところで意識を飛ばしてしまった。
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作者名:嶺音蒼空 | 作成日時:2021年12月14日 18時