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こんなにも
扉が重たいことはあっただろうか
‥いや、無いな絶対
『失礼します』
敬意払って
ノックを4回してから声を掛ける
秘書の人がドアを開けてくれた
「社長、明智さんが来られました」
鮎「どうぞ」
どうぞ、と開けると
鮎「もう時間かしら」
『お疲れ様です』
指示されて
ソファに近づく
秘書は自室へ戻った
はい、2人っきりーー
鮎「あ、そうだ！この前旅行で紅茶を買ってね。確かお茶菓子もあるの、だから一緒にどう？」
‥へ？
もっと厳しい人かと思ってた
アメリカでキャリアを積んだ女刑事のドラマとか
庶務課のOLのドラマとか
そういう感じのしか見てなかったから
女性のやり手で鑑の社長なんて
そういうイメージしかない
目の前にはオシャレなティーカップ
ソーサー付き
中央には横文字のお茶菓子
鮎「ごめんなさいね、呼び出したりして」
『い、いいえ！そんな‥』
紅茶を飲む姿まで
絵になる人っているんだ
『あ、あの‥ご用件というのは‥』
鮎「そうそう！これを渡したかったの」
1枚の紙をお茶菓子の隣に置いた
『“新人・教育係研修”ですか？』
と、取り敢えず
教育係の解雇では無いみたい
鮎「そうよ！もう少ししたら新入社員も1ヶ月を迎えるし、より教育係との親睦も兼ねてね」
『一泊2日で』
鮎「今回は例年なく新入社員も多いしいくつかのグループに分かれて行うことしたの」
確かに一泊2日の予定で
計4日間の日付が記載されている
鮎「確か明智さんは1グループでデザイン課の方達もいたわね」
あかりも！
鮎「それで、申し訳ないんだけど部屋が2人一組だから誰かと同室してもらえるかしら」
『は、はい。それならデザイン課に同期の佐々木がありますので同室で構いません』
鮎「そうね。同期の方がいいし、分かったわ」
『大変失礼なお話ですが、先輩方にも同じように？』
鮎「いいえ？この話はそれぞれの課で話はされているんだけど、入社2年目の人には私からすることにしたの」
そういえば先輩たちが集まっていたような
鮎「今年からの試みだから色々と思うことはあるかもしれないけど、遠慮なく言ってね！」
『は、はぁ』
鮎「グループ競技も考えているから」
『そ、そうなんですか』
うわ！
自信ないんですけど
デスクに戻って
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砂漠のクロネコ(プロフ) - さちままさん» さちままさん、ありがとうございます！毎日ドキドキできるような物語を書けるよう頑張ります(^^) (2019年8月14日 23時) (
レス) id: dc8af8fdc1 (このIDを非表示/違反報告)
さちまま(プロフ) - このお話大好きです。廉君が彼氏になって毎日ドキドキが見てみたいです。更新頑張ってください。 (2019年8月14日 22時) (レス) id: 8b1ec69824 (このIDを非表示/違反報告)
砂漠のクロネコ(プロフ) - あまねさん» コメントありがとうございます！頑張って続き書きます(^ ^) (2019年7月17日 20時) (レス) id: dc8af8fdc1 (このIDを非表示/違反報告)
あまね(プロフ) - すっごい面白いです！ 続き楽しみに待ってます！ (2019年7月17日 19時) (レス) id: d7eb9b2667 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：砂漠のクロネコ | 作成日時：2019年7月7日 17時
