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いつも選ぶ珈琲を選択
『はぁ、会議に参加かぁ‥』
今までは
試食会だけ参加して
意見を紙に書くだけだった
それが何があったのか
白板への秘書だとはいえ
参加になるなんて
思いがけないことがあるもんだな
大変だなぁ
『ははっ、他人事みたい』
廉「何が“他人事”ですか？」
『う、うわぁ！？』
振り返ると
「一体何が？」という顔と
首を傾げた永瀬くんがいた
『な、な、な、永瀬くん！？何でここに』
廉「さっきお昼終えて戻るときに偶々通りかかって」
通りかかって‥？
いつもお昼休憩で使っている部屋から
部署に戻るのに
ここは通らない筈なんだけど
怪しい
廉「違いますよ？僕だけ遅くに休憩いただいたんで別のとこに移動したんですよ」
『何で‥分かったの』
廉「A先輩、めっちゃ顔に出てたんで分かりやすいんですよ」
『えっ！？嘘っ』
廉「嘘やないですよ。「いや、あの部屋からだったらここ通らないでしょ〜」って顔にかいてあるんですもん」
『おっしゃる通りのことを思ってました』
クスクス笑っている永瀬くんに
何も言い返すことができない
『あの永瀬くん！さっきは、お昼はごめんね』
廉「え？あ、あぁ、休憩室でのですか？もうやることは終わったんですか？」
『う、うん。今、ひと段落して小休憩中』
まぁ
無いに等しかったんだけどね
単に合わせるときに
どんな顔をしていいのか、
どんな話をしたらいいのか
今までできていたことができなくなった
それを隠したいが為にあんな行動になってしまった
『そうだ！これから午後の業務だし、珈琲でも飲む？』
廉「えっ、いいんですか？」
『いいよ、って言ってもかなり安いよね』
廉「いやいや！嬉しいですよ」
『何がいい？』
お金を入れてボタンが光る
廉「‥じゃあ、A先輩と同じのが飲みたいです」
『私と同じの？私は珈琲のブラッ‥＿＿＿！？』
廉「珈琲のブラックですか？」
『え、えぇっと＿＿＿』
しまった‥
つい自分だけだで、
ここで飲み干すつもりだったから
珈琲のブラックにしたんだった！
どうしよう
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砂漠のクロネコ(プロフ) - さちままさん» さちままさん、ありがとうございます！毎日ドキドキできるような物語を書けるよう頑張ります(^^) (2019年8月14日 23時) (
レス) id: dc8af8fdc1 (このIDを非表示/違反報告)
さちまま(プロフ) - このお話大好きです。廉君が彼氏になって毎日ドキドキが見てみたいです。更新頑張ってください。 (2019年8月14日 22時) (レス) id: 8b1ec69824 (このIDを非表示/違反報告)
砂漠のクロネコ(プロフ) - あまねさん» コメントありがとうございます！頑張って続き書きます(^ ^) (2019年7月17日 20時) (レス) id: dc8af8fdc1 (このIDを非表示/違反報告)
あまね(プロフ) - すっごい面白いです！ 続き楽しみに待ってます！ (2019年7月17日 19時) (レス) id: d7eb9b2667 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：砂漠のクロネコ | 作成日時：2019年7月7日 17時
