【ブルーロック】譲らない青 【短編集】

裏話的な その2 ページ26

続き


□ ルーフ・トライスト・ゴースト
安直すぎるタイトルで申し訳ないです。
脳裏に浮かんだ“歳をとらない主人公”のアイデアを膨らませて出来ました。
結局主人公って何だったの？という点についてここで答え合わせを……(あまり気持ちの良いものじゃないと思うので読まなくても大丈夫です)



主人公はちょっと特殊な家系の生まれ。
異性を魅了できる力を持っていて、高校生の間に子供を作り、自分と同じ顔の美形を産まなきゃいけない。
そうして産まれた子供が入れ違いになって同じ学校に入学し、子供を作り、卒業または退学を繰り返している……という話。
子供を作ることができなければ家で厳しく罰せられる。
相手になった異性は「変な家の変な風習に巻き込まれた…」とたいてい病んで学校に来なくなる。
どうしてそんなしきたりがあるのかは謎。でも周りは気味悪がって遠ざけようとしている。
孤独な主人公は、自分の本当を知りたくて近づいてきたレオに恋をして、力を使ってしまうけれど相手に本当に好かれてないと意味が無いと力の効果を(首筋を噛むことで)解除。
レオ本人も結局、口にキスはしなかったしその後主人公のことを素直に忘れていっていることから恋愛的な感情はなかったと理解する。
「嘘つき」というのはそういう感情は無いけど力によって好きにさせられ「好きだ」とレオが言ったことに対して。


ちょっとしたホラー風味になってしまいました。ことごとく甘くないものしか書けない……。

玲王落ちの二作は色々共通する部分(首に跡を残す、主人公が得体の知れない存在など)、対比されてる部分(それぞれ男主と女主を想定など)があります。

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