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君は世界一のエゴイスト【潔世一】 ページ1

❍オチが甘くない
❍幼なじみ


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 後ろの席に振り返って、「はい」とプリントを回した時の「ありがとう」と笑う顔が好きだった。





 潔 世一くん。同じクラスのサッカーが上手い男の子。
 住んでいる学区が同じで小中と同じ学校に通い、偶然にも高校まで同じになった。

 小中まで同じという子は他にも居たが、やはり自分の将来を見据えて高校を選ぶとなると県内外にかなりばらけていったので、高校も一緒、さらにこれまでより倍くらいにクラスの数が増えた中で同じクラス、というのはもはや何かの巡り合わせなのではないかと嬉しい気持ちになった。

 そして前回の席替えで前後の席になり、なんとなく話す機会が増えた。



 「高校まで一緒なの、潔くんくらいだよ」
 「俺も俺も」
 「ちゃんと話すの中学の修学旅行ぶりくらい?」
 「あーそうかも。同じグループだったよな」


 中学までの話で盛り上がったり。



 「はい、次潔くんの番ね」
 「う、俺まだ暗記できてないんだよ…間違っても笑うなよ…」
 「間違えた方が覚えるって言うし大丈夫大丈夫」


 古典の授業で習ったところの暗唱をし合ったり。そういえば、前後の席だと授業中ペアを組まされることが多かった。



 「あっ、消しゴム忘れた…!」
 「…俺の貸そうか?」
 「ほんと…?!」
 「2個持ってるし。全然使って」



 忘れ物をして慌てても、お互い貸し合ったり。

 そんなある日。



 「なー」
 「どうしたの?」


 なんだか落ち着かない様子で後ろの席から話しかけられた。


 いつもの感じを装ってはいるけど「意を決して」、というのが隠せていない。
 一度視線をそらされ、また目が合う。

・→



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設定タグ:ブルーロック , 短編集   
作品ジャンル:アニメ
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- いつも素敵なお話ありがとうございます!リクエストなんですが、糸師冴さんで男主くんの話を書いて欲しいです。暗い話で冴さんがヤンデレな感じで。注文が多いですがよろしくお願いします! (8月6日 20時) (レス) id: 539b005b10 (このIDを非表示/違反報告)
りりあ(プロフ) - 加糖雪さん» 素敵なお話ありがとうございます!! (8月2日 12時) (レス) @page37 id: e7fc63ae3c (このIDを非表示/違反報告)
加糖雪(プロフ) - りりあさん» りりあ様こんにちは。リクエストいただいていた内容の作品を追加させていただきました!リクエストありがとうございました〜! (8月2日 8時) (レス) id: 7edce3b0d6 (このIDを非表示/違反報告)
加糖雪(プロフ) - 汰稀さん» なんと!素敵な夢をみていらっしゃる…!リクエストありがとうございます。お待たせしてしまうかもしれませんが承りましたのでしばらくお待ちください…! (7月30日 2時) (レス) id: 7edce3b0d6 (このIDを非表示/違反報告)
加糖雪(プロフ) - 汰稀さん» 返信遅くなってすみません!そうですね、束縛、独占欲の表現として三つ編みを用いていました(*˘︶˘*)ただ蘭世本人は無自覚かな?と思ったり思わなかったり…色々考えながら読んでいただけると嬉しいです^^ (7月30日 2時) (レス) id: 7edce3b0d6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:星藍 海 | 作成日時:2023年7月19日 3時

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