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駆け寄ってくる小平太さんに、こちらも(というかまだ滝夜叉丸くんが私と喜八郎くんを引っ張って)歩み寄る。



「ボール取ってくれてありがとな!」

喜八郎くんは笑顔の小平太さんに無言でボールを渡した。



「お、Aか」
「留三郎さん…って、六年生の皆さんが揃ってるみたいですね」


小平太さんに続いて、その場にいた六年生がこちらに集まってくる。



小平太さんと留三郎さん、それから伊作さん、文次郎さん、長次さん。

…そして、仙蔵さんも。




私は六年生の子たちの方へ軽く会釈する。




と、滝夜叉丸くんが喜八郎くんをぐいっと引っ張って前に出た。



「す、すみませんっ!!」



滝夜叉丸くんが喜八郎くんの頭を掴み、おそらく力ずくで一緒に頭を下げさせた。

二人のお辞儀は綺麗な90度。
その先にいるのは伊作さん。



「え、えっと…二人ともどうしたの?」



伊作さんだけでなく、その場の全員が二人を見て驚く。




「喜八郎がAさんを落とし穴に落としたみたいで…」

「だーかーらあ、勝手に落ちただけって言ったじゃん」

口をとがらせる喜八郎くんに、滝夜叉丸くんが小声で「余計なことを言うな!」と叫ぶ。






私は慌てて伊作さんと二人の間に入った。



「た、滝夜叉丸くん、私が落とし穴に落ちたのはそんな重大なことじゃないから…それに土を被ったくらいで怪我はしてないし」



頭を下げる滝夜叉丸くんの元でなだめる。


「…そ、そうだ、聞きそびれちゃったけど、どうして伊作さんに謝る必要があるの…?私が落とし穴に落ちたことに伊作さんは関係ないよね…?」

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作品ジャンル:アニメ
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加糖雪(プロフ) - 犬さん» コメントありがとうございます。お待たしてしまって申し訳ありません…また少しずつ更新していけたらと思うのでよろしくお願い致します! (2022年11月6日 0時) (レス) id: 7edce3b0d6 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - このお話の続きが楽しみです。更新楽しみにしてます。 (2022年3月24日 8時) (レス) @page27 id: f57686b26e (このIDを非表示/違反報告)
加糖雪(プロフ) - レン。さん» レン。さんコメントありがとうございます。学園の人達と関わっていく中で、夢主がどう変わってどういう選択をしていくのか見届けていただけると幸いです。今後もこの作品をよろしくお願いします…! (2022年1月16日 18時) (レス) id: 7edce3b0d6 (このIDを非表示/違反報告)
加糖雪(プロフ) - れなさん» れなさんコメントありがとうございます。感想をいただけてとても嬉しいです。ゆっくりとですが更新再開してますのでどうぞよろしくお願いします( ᵕᴗᵕ ) (2022年1月16日 18時) (レス) id: 7edce3b0d6 (このIDを非表示/違反報告)
レン。(プロフ) - これからの夢主ちゃんがどうなるのか気になります!!気長に更新待ってます! (2022年1月16日 4時) (レス) id: 6501380a5e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:加糖 雪 | 作成日時:2021年7月25日 4時

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