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その後朝食が出来上がった頃を見計らい、食堂へ向かう。
「あっさごっはん〜♪」
ルンルンで渡り廊下を進むと、何やら話し声が聞こえてくる。
食堂へ踏み入れば、厨房との仕切り台を挟んでしんベヱとおばちゃんが話をしていた。
「え〜っそれじゃあ今日の晩御飯、お魚じゃないの？」
「お魚を取りに行く予定だった吉野先生に急用が入ったらしくてねえ…」
「楽しみにしてたのに〜…」
「また明日改めて向かうと仰っていたからお魚は明日に変更なの。今日はごめんなさいね」
悲しげな表情の忍たまがほっとけず、首を突っ込む。
「どうしたの〜？」
「それが…」
かくかくしかじか。
兵庫水軍さんから沢山水揚げして余らせたお魚を譲ってもらえることになっていた。
それを今日受け取る予定だったのだが、諸事情で難しくなったのだという。
「ふうん。それなら俺が今日の外出のついでに寄って受け取ってこようか」
「え？！本当ですか！」
「まあね。大好きな忍たまのためならね。お魚も新鮮なうちに食べたいだろ」
「晩御飯のメニューを考え直さなくて良いのは私も助かるわあ」
「Aさん、お願いしますっ！」
その後も。
きり丸に「土井先生が新しく注文してた教材を取りに行って欲しくて…」
「その土井先生はどうしたの？」
「それが…俺のアルバイトを手伝うから行けないって」
「え〜？俺が助けるのはあくまで忍たまなんだけどな……あ、そうだ、土井先生にそれ行かせて、アルバイトの手伝いは俺がするってどう？俺、きり丸に手取り足取りアルバイトのいろはを叩き込んでもらいたいな？」
「Aさんは今日伊作先輩とでぇとなんでしょう」
「うん」
「町へ行くならついでで引き受けてくれると思ったんですけど…仕方ないですね、これは他の先輩にお願いしようかな…ああ…俺ってAさんにかわいがられてないのかな…がっくり…」
「んん〜？！聞き捨てならないなあ？！俺は忍たまを平等に愛しているぞ〜？！？！」
「じゃあ…！」
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加糖雪(プロフ) - 乃花おむ子さん» 乃花おむ子さんこちらにもコメントくださりありがとうございます！ギャグに自信ないのですが笑っていただけて嬉しいです〜！こちらの作品はかなりゆっくりの更新になりますがよろしくお願いいたしますm(_ _)m (2021年9月25日 18時) (
レス) id: 7edce3b0d6 (このIDを非表示/違反報告)
乃花おむ子(プロフ) - めちゃめちゃ面白くて笑いながら読んでしまいました……！無理のない程度に更新頑張ってください！ (2021年9月24日 7時) (レス) @page27 id: 3538425ae0 (このIDを非表示/違反報告)
加糖雪(プロフ) - まーぶりんさん» まーぶりんさんコメントありがとうございます！楽しんで頂けている様で何よりです…！応援ありがとうございます。今後も何卒よろしくお願いいたします！ (2021年5月21日 20時) (レス) id: 22bc115167 (このIDを非表示/違反報告)
まーぶりん(プロフ) - ｳｯ…凄く好きです…！！ホント主様の文才が神すぎて…！更新楽しみにしてます( ﾟдﾟ)頑張ってくださいー！！ (2021年5月20日 17時) (レス) id: 045921842f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：加糖 雪 | 作成日時：2021年5月12日 22時
