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「ていうかお前はもう少しおばちゃんの気持ちも考えて？！
お前がカツ丼大好きだって言うから固定になったのに当のお前はずっとカツ丼じゃない方食ってんだろ？！」
「じゃあ心做しかおばちゃんがため息ばっかついてる気がしてたのってそのせい？！」
「う、うん…それは…本当に反省してるよ…
けどさ…伊作の不運のヤバさは知っときたいじゃん…？」
「普段の伊作先輩見てたら嫌でも分かるよね？！」
「…あ、あれ？A…と、5年ろ組の2人…？」
と、そこへまさに不運で伊作がやって来てしまう。
「よっ伊作！今からランチ？」
「う、うん…」
「もう伊作先輩がAを見た瞬間からあからさまに落ち込んだ顔と声なんだけど…？」
「無理もない…きっとAのことが妖怪に見えてるんだ…」
「仕方ないね…朝からカツ丼なんて重たいに決まってるのにそれがもう2日目に突入しちゃってるもんね…」
「伊作、お願いなんだけど…またじゃんけんしてもらっていい？」
「い、いいよ…」
やはり伊作は断われなかった。
伊作先輩、そいつの話なんて聞き入れなくていいんですよ＿＿と思ってはいるが、本当に伊作の方が負けるのか気になってしまう三郎と雷蔵はそのまま見守る。14歳、まだまだくだらない興味とイタズラ心が強い。
「ありがと！俺が勝ったら俺がAランチで伊作がBランチね、伊作が勝ったらその逆！」
「…わかった」
伊作がごくり、と唾を飲んだ。
今回こそは負けられない。これ以上カツ丼を食べるなんて流石に胃が受け付けない＿＿＿
その手を握りしめる。
「伊作先輩の雰囲気がいよいよ深刻そうだな…」
「Aがフラットに構えてる分だけ目立つね…」
よくあるじゃんけんに過ぎないのだが、この場合ただのじゃんけんじゃなかった。
伊作の方が掛けてるものは大きい。
「じゃんけん！」
「「ぽん！」」
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加糖雪(プロフ) - 乃花おむ子さん» 乃花おむ子さんこちらにもコメントくださりありがとうございます！ギャグに自信ないのですが笑っていただけて嬉しいです〜！こちらの作品はかなりゆっくりの更新になりますがよろしくお願いいたしますm(_ _)m (2021年9月25日 18時) (
レス) id: 7edce3b0d6 (このIDを非表示/違反報告)
乃花おむ子(プロフ) - めちゃめちゃ面白くて笑いながら読んでしまいました……！無理のない程度に更新頑張ってください！ (2021年9月24日 7時) (レス) @page27 id: 3538425ae0 (このIDを非表示/違反報告)
加糖雪(プロフ) - まーぶりんさん» まーぶりんさんコメントありがとうございます！楽しんで頂けている様で何よりです…！応援ありがとうございます。今後も何卒よろしくお願いいたします！ (2021年5月21日 20時) (レス) id: 22bc115167 (このIDを非表示/違反報告)
まーぶりん(プロフ) - ｳｯ…凄く好きです…！！ホント主様の文才が神すぎて…！更新楽しみにしてます( ﾟдﾟ)頑張ってくださいー！！ (2021年5月20日 17時) (レス) id: 045921842f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：加糖 雪 | 作成日時：2021年5月12日 22時
