君のいる日々【RKRN】

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「と、ところでみんなで集まって何してたの？」

Aは苦し紛れに笑いながら問いかける。



「あ、そういやまだ始めてなかったね」

「そうだね」

勘右衛門と兵助が頷き合い、次いで他の3人も頷いたのをAは不思議そうな顔で見ていた。



「え？何を？」



三郎が咳払いをして、

「第三回！Aにこんなことされて迷惑だった選手権〜！」


「「「「いえ〜い！」」」」




何故だか楽しそうな五年生メンバーのそれは、極限まで明るい被害者の会であった。



「ちょっと待って？！みんな盛り上がってるのはどうしてなの？！しかも第三回？！過去二回が俺の知らないところで開催されてたの！？
百歩…いやみんな可愛いから何歩でも譲っちゃうけど！せめて教えて欲しかったなあ？！同じ五年生だし俺も参加したかったなあ〜！？」




「えー、では順にお話お願いします」
三郎は無視して選手権を進めた。



「じゃあ俺から…」
話し始めたのは八左ヱ門。

「この前、俺の髪の毛を『焼きそばだー』って言いながら触ってきた時かな…」


「ああ、あったね。八左ヱ門、その焼きそばみたいな髪の毛によく虫くっつけてるでしょ？その時は蝶のサナギになる前の緑の幼虫をくっつけてたから、それが焼きそばのキャベツに見えたんだよねえ」



「うーん、確かにAが言うことも分からなくないような…？」
と雷蔵が言うのに、「分からなくて良いよ…」と勘右衛門。


「それで、何が迷惑だったんだ？」
と司会こと三郎。

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