きっと息をやめるまで【RKRN】 (ページ40)

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補足ページ40

(長くなるので読まなくても大丈夫です)

■奇襲のあと、伊作がAを手当した理由についての補足

伊作くんといえば、忍術学園で保健委員として生徒たちの手当てをする以外に、合戦に赴いてそこで傷ついた兵たちを敵味方問わず手当する姿が印象強く、また魅力のひとつですよね。

さて、合戦場にいる兵たちは皆男です。
つまり伊作くんは女の子をがっつり(？)手当てすることは滅多にないのではないかと思います。
年頃の男の子でしょうし。

そもそも合戦場以外に手当に出向かないのでは。

そんな感じのイメージを(私が勝手に)持っている伊作くんがどうして合戦場ではなく村に出向いたのか。

｢ある城が敵の領地であるひとつの村に奇襲を仕掛けた｣
という情報が偶然忍術学園に流れ、それが伊作にも伝わる。
その奇襲から予想されることは｢沢山のけが人が出るであろう｣ということ。

そこまでわかったら伊作くんはきっと村へと出向くのではないのでしょうか。保健委員だから。

次に女の子であるAの手当にあたった理由。

Aちゃんのけがは服で隠れる部分にも及ぶため、手当ての際には服を脱がす必要があった…というのは書いていた文で伝わっていましたでしょうか。私の技量不足で伝わっていなかったらすみません。

伊作くんは村へ到着したあと、付近の村の人達や助かった村人たちに協力を仰ぎ、被害に遭った村の近くに救護所を作ります。

そこでけが人を運び込む作業や、手当ての手伝いなどをしてもらっていた、という想定です。

女の子の手当てに関しては女の人に任せていたでしょう。
しかしAちゃんを男の人が連れてきたその時、その場には伊作1人だけだった(元から人手不足であった)。
なので仕方なく、という感じです。
(だから連れてきた男の人に｢水汲んで来てください｣と頼んでいる)

ちなみにこの時の伊作に｢この子を助けたい｣以外の感情は無いです。

けがを放っておけば命に関わるかもしれないので、伊作はとにかく必死です。人命安全第一。