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ページ33

「五条先生、ちょっと待ってください。あと少しで描き終えるので」


描き進めながら慌てると、
「ああいいよ。そのままで。面白いし」



五条先生は私の隣に腰を下ろし、自身の脚に肘をついて顔を乗せた。









「3人に聞くけど、訓練の成果はどんな感じ?」



「武術の経験が無いにしては良いんじゃない?」
と、野薔薇。

「うんうん。動けてた方だと思うぜ」
と、悠仁。


「ふーん。」


「あ、先生。あと俺その呪霊に頭突きでぶっとばされた!」
「え、うそ」
「ほんと。俺がAを傷つけようとした風に見えたみたいで」

「あっはっは、流石だね。呪霊も、それで無傷の悠仁も」

「笑い事じゃないでしょうよ……」



「それで、恵は?何かある?」


「…呪力の使い方で、少し気になる点が」



3人とも呪術師で体を鍛えているからか、話しながらでもそのポーズは全く崩れない。





「何?」


「攻撃にも防御にも呪力が乗りません」


「あー…なるほどね」







「よしっ、できた!」

改めて遠目でクロッキー帳を眺める。
1人1分にして、3人まとめて描いたから3分。



「みんな、モデルありがとう。お陰でたくさん描けたよ」



「おっ!やった!」
「見せて!」



嬉しそうに悠仁と野薔薇がこちらにやってきて、クロッキー帳を渡してみせる。



「絵のモデルになるのも悪くないわね」
「な!上手い人に描いてもらえると嬉しいぜ」

「えへへ、ありがとう」









「A、さっきの会話聞いてた?」

五条先生に聞かれ、

「え…すみません、全然」

「もしかしてめちゃくちゃ絵に集中してた?」

「は、はい……。それで、何の話ですか?」

「恵がね、Aの呪力の使い方が下手くそって」








「そこまで言ってないですよ」

一人遅れて恵が私と五条先生の前までやって来た。


「下手くそなんですか、私」


その問いかけには、恵が答えた。
「…攻撃にも防御にも呪力が乗ってない」


否定はしないのか。


「ね、悠仁、Aの絵僕にも見せて」

五条先生が言い、私が頷くと、悠仁はクロッキー帳を先生に手渡した。

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設定タグ:呪術廻戦   
作品ジャンル:アニメ
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加糖雪(プロフ) - ねむさん» ありがとうございます!続編でもよろしくお願いします〜! (2022年2月11日 4時) (レス) id: 7edce3b0d6 (このIDを非表示/違反報告)
ねむ - ひぇ〜!また更新されておる〜!!めちゃくちゃ良いデス!自分のペースで続編よろしくお願いします (2022年2月7日 22時) (レス) @page43 id: 38d2d0b865 (このIDを非表示/違反報告)
加糖雪(プロフ) - ねむさん» ねむさんコメントありがとうございます!面白いですね〜どんな風に強くなっていくか、今後の展開に期待していただければと思います! (2022年2月7日 9時) (レス) @page42 id: 7edce3b0d6 (このIDを非表示/違反報告)
ねむ - 夢主、絵が命かけれるほど大好きなんですね!えと、絵を破かれたりしたら強くなる…みたいなことを妄想しました(><#) (2022年2月5日 20時) (レス) @page35 id: 38d2d0b865 (このIDを非表示/違反報告)
加糖雪(プロフ) - るきー流季ーさん» るき―流季―さんコメントありがとうございます!絵師を目指していらっしゃるんですね。この作品をもって私も読んでくださる方を応援できるように頑張ります! (2022年1月30日 22時) (レス) @page23 id: 7edce3b0d6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:星藍 海 | 作成日時:2022年1月20日 1時

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