帰りましょう(※残酷描写あり) ページ23
これは友人との話。
放課後、もう帰宅するばかりの時だった。
今日は珍しく電車通の友人１と帰ることになった。
友人１←いつも顔が赤いです
友人２←女子力高いチビです
ゆりしーはゆりしーです←
掃除で遅れると友人１からラインがきた。
ゆりしーと友人２は駐輪場で待ってる事になった。
教室掃除を終らせた友人１は急いで駐輪へ。
友人１「お待たせ！」
ゆりし「おうよ。
でも、自転車に空気入れなきゃやで待ってて」
そう言ってると友人２が空気入れを持ってきた。
友人２「空気入れ持ってきた」
ゆりし「あんがとよ」
友人２「なんで私がパシリやねん」
ゆりし「ジャンケンで負けたでやねん」
友人２「ジャンケンだけは強いもんな」←
ゆりし「うるせい」
そこで友人１は携帯を教室に忘れてきた事に気が付いた。
友人１「ちょっと忘れ物取ってくる」
ゆりし「おー行っといで」
友人２「ゆりしー私の自転車にも空気入れてよ」
ゆりし「あいさ」
そして、教室へ戻り携帯を探す。
友人１の携帯は引き出しの中にあり、すぐ見付かった。
友人１「よし、皆のとこ戻るか」
時間を見るために教室の時計を見る。３時４０分くらい。
すると、友人２の悲鳴が耳に入った。
友人２「キャアアアアアアアアアアアアアアア」
滅多に声を上げない友人２の声。
教室を出て友人１は急いで駐輪へ飛び出した。
何故がゆりしー倒れてて。ゆりしーの手首が真っ赤で。
その赤いのが駐輪のコンクリートをぬらしてて。
友人２「ゆりしーが!!!ゆりしーが!!!」
と友人２はゆりしーが手首切ったとしか言わなくて。
私も急いで走ってきたのに冷めてきて。
もうどうすれば良いのか全く考えれなくなって。
救急車の高音がけたたましく鳴り響いるのが聴こえる。
何が起きたのか分からない、不安が募っていて。
救急車の赤いライトが近付いて眩しい。
倒れてたゆりしーは担架で運ばれて行っちゃって。
気が付くと、友人２と友人１だけ。
赤くぬれたコンクリートの上にナイフが落ちてる。
赤い背景にナイフの銀色がギラリと鋭く光っていた。
友人１「ゆりしーが死んじゃう......？」
嘘でしょ。
友人１「と言う夢を見た」
ゆりし「夢かよ！もう驚かさないでよ怖いなぁ」
友人１「心配したんだから、病院どことか」
ゆりし「それで半泣きw」
友人１「死んだ癖に」
この後、何かと死んだ癖にと言われ続けました。
いやいや、死んでませんよ。
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