ゆりしーの気まぐれ小説＆日常 (ページ17)

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初めてのページ17

私の学校は田舎にある。

田舎と言っても山奥にあるわけでもない。
でも、猪が頻繁に出たりするほど田舎でもない。

そんな放課後での珍しい話である。
友人が美術室で部活をしてる時、

友人「あ、猫がいるよ」
窓の向こうをみる友人に私は見向きもしず、読書していた。

ゆりしー「よかったねー」

友人「ちゃんと見てよ、ほらそこ」

その時、不意に私は怪訝に思った。

ここ......三階だよね？

友人「あ、ごめん。猿だったわ」

ゆりしー「初めて猿見たわ......猿!?」
美術室の窓の向こう側、柔らかそうな毛皮が走っていった。

ピーンポーンパーンポーン

『猿が出ましたので皆さん慌てて帰らないように。
また、開いてる窓は速やかに閉めて下さい』

これを聴いたのは５分後の事だ。

本当ビックリしました。猿なんて動物園とテレビでしか見たことありませんでしたから。

貴重な体験でした。