エスパーは最強です。 ページ12
「ねえ、かっちゃん」
『なぁーに？』
私は今ハルちゃんママの膝の上。
座り心地が良くてとても暖かい、そして柔軟剤のいい匂い。
「ケンカも良いけど程々にしな。傷とか残ったら私も悲しいからね」
『分かった。怪我しないようにケンカする』
「勇ましいな」←
『ふふん』
もっと褒めて、褒められると身長が伸びるらしいよ。
「あ、さっきの話のテーマ分かった？」
テーマと言うのはハルちゃんママが密かに入れてるものだ。お話後のシンキングタイムも私は好きだ。
『んー......気合い！』
「んん！惜しい、もう少し前に質問したこと」
『......勇気？』
「まあまあまあ、先に言っちゃったからね」
『勇気がテーマだったの？』
「理解は出来たかな？」
『えー、でも気合いで治しちゃったよ』
「無理矢理だったものね」
あはは、と頭を掻きながら苦笑いを浮かべる。
「勇気ってね、きっと」
こっそりと秘密の話の様に教えてくれた。
よく分からないけど、さっきの話が笑い話だけじゃないように思えてきた。
風船の様にどんどん膨らんでいく。
「＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ってな感じな訳よ」
『なんかカッコイイ！』
「あちゃー。よく分からないか」
頭を手で押さえがっかりしてる様に見えたが、すぐにイタズラっ子の顔になった。
「まあ、後々分かっていけばいいよ」
『ん？』
「でも、かっちゃんも分かってくる筈よ。
勇気と気合いさえあれば平気ってこと」
『うん！』
ちゃんとは分からないが返事だけは大きな声でした。
「女は愛嬌より度胸よ！」
『う、うん？』
アイキョーってなんだろうか。
家に帰ったらママに教えてもらおうかな。
それから、５時の鐘が鳴る前に帰宅した。
ハルちゃん家の左隣が私ん家なので１分もかからない。
『ただいまー』
家に入ると今夜のご飯を作っているのか、美味しそうな匂いが漂う。
ハヤシシチューの匂いだ。
『ママただいまー』
キッチンを覗くと鍋をコトコトしていた。やっぱりね。
他にもオカズが皿に盛り付けられている。
「おかえり。今日は遅かったね」
『ハルちゃん家でお話聞いてたの』
「それは良かったわね。あっこら、つまみ食いしない」
卵焼きを取ろうとしたが注意を受ける。しくじった。
「手洗っておいで」と言われたので大人しくにキッチンから退散した。
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ゆりしー２号(プロフ) - 流星さん» ありがとうございます！更新は遅いと思いますが頑張っていきます！ (2015年9月28日 0時) (
レス) id: 0122e64e7c (このIDを非表示/違反報告)
流星 - 自分的には面白かった！頑張ってね(o^o^o) (2015年9月27日 22時) (携帯から) (レス) id: 50c14abcd7 (このIDを非表示/違反報告)
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