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放課後だって自由です? ページ5

「では、皆さん
休み明けも元気に登校してくださいね





くれぐれも遅刻はしないように」
「遅刻」と言う先生のワードにピクリと反応する。
チラッと先生を見るとバッチリ目が合った。

眼鏡から覗く冷たい視線にある意味ドキドキする。
いつもの事に呆れ笑みを浮かべられている。

先生こっち見ないで下さいセクハラですよ。



因みに、ハルちゃんは斜め前の席。
先生の話を聞いていないのが見てとれる。

そしてキノコ君は私の隣。
後ろの窓側から二個目の席で日当たりもよく夏は涼しい席だ。羨ましい。



ユキちゃんは残念ながら隣のクラス。
前に覗いた時は窓側の後ろから3番目の席だった。

ユキちゃんは友だちが多く、なんでも出来る。
かけっこも速いし、ピーマンだって食べれる大人。
ピーマンなんて滅びろ。

そう言えばさっきのユキちゃんチームもユキちゃんの友だちだった。
意地悪なアイツ(名前忘れた)もそうだった。

ハルちゃんの友だちでもあるらしいが、私は正直合ってないと思う。なんか嫌な感じな奴だし。


「では日直さん」
あ、私だ。

『きり〜つ』
やる気の無いあいさつに
あら不思議、先生が素敵な笑顔に。むっちゃ恐い。


『礼!』

「「「「ありがとうございました」」」」
ランドセルを背負い帰ろうとすると、先生から一声。


「出来るならやろうね?」

『すみませんでした』←
素直でよろしい、と許してもらい解放される。




『ハルちゃーん帰りましょっ』

「ちょっと待てよ。まだ片付けが済んでねぇ」

『じゃあ、ユキちゃんとこに行ってるね』

「どうせ断られるぞ」

『今日は一緒に帰れるかもよ』

「.....分かった。先帰るなよ?わかったな」
「うん、分かったー」と適当に返事をして隣のクラスへ行く。

青頭は何処にいるかな?.....お、いたいた。
ユキちゃんとその友達とでかたまっていた。
そこへ私は廊下からブンブン手を振り彼の名前を呼んだ。



「....カヨ」
振り向いた彼の顔はなんだか暗い。
私は変な物を食べたのか聞いたが違うと言う。

『一緒に帰ろうよ』


「えっと.....ごめん今日も」


「別にいいんだぜ?ユキ君よォ」
机に座りニタリと憎たらしく笑うアイツ(名前忘れた)


「俺達は他のヤツと楽しく遊んでるから」
アイツが「なぁ?」と同意を求めると回りの男子もギャハギャハ汚く笑った。やっぱり嫌な奴。



「.....ッ」
悔しそうなユキちゃんの横顔。震える肩。

放課後は自由じゃないそうです。→←お昼休みは自由です。



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設定タグ:初のオリジナル , 言葉のいらない約束 , ゆりしー   
作品ジャンル:笑える話
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ゆりしー2号(プロフ) - 流星さん» ありがとうございます!更新は遅いと思いますが頑張っていきます! (2015年9月28日 0時) (レス) id: 0122e64e7c (このIDを非表示/違反報告)
流星 - 自分的には面白かった!頑張ってね(o^o^o) (2015年9月27日 22時) (携帯から) (レス) id: 50c14abcd7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆりしー2号 x他1人 | 作者ホームページ:http  
作成日時:2015年5月19日 21時

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