【名探偵コナン】傍観していたい人生でした(遠い目)【トリップ】

ななー ページ9

今使わないでいつ使うんだ!!!!
よしやってやろうじゃねえか!!!!


と息巻いて少し体を捩ってみたが、



強盗｢あ゛?おとなしくしてろよてめぇ。｣



撃沈したよねハイ解散!!!!!!!!!




おまけにナイフをグッとやられて首の皮が少し切れた。
ちょっと血出たやんけしかも普通に痛いわ!!!
一般人の私は痛みに弱いんじゃ!!!


痛みに若干涙目になりながらそっとコナンくんを盗み見ると、焦っているような表情で、腕の袖口からは時計型麻酔銃がちらりと見える。

さすがにこの状況じゃ撃とうにも撃てないよね...
私が強盗さんと少しだけでも間をとらなきゃ...



多少傷が増えるかもしれないなぁ...と心の中でため息をつきながら、グッと両手で強盗さんのナイフを持っている方の腕を掴む。


強盗｢んだテメェ離しやがれ!!!!殺すぞ!!!｣


私の手を振りほどこうとする拍子に、私の頬をナイフが掠める。


｢っ...!!!｣

いってぇええ
女の子の顔に傷つけるとか男失格だぞこのやろう!!!


ええい、ままよ!!と半分ヤケクソになりながら、足を後ろに振り上げる要領で、強盗さんの足を後ろに払い上げる。

強盗さんがバランスを崩したところを、思いっきり突き飛ばす。

これで私と強盗さんの間が空いたわけだけど、1発くらい蹴りお見舞いしてやってもいいよね。うん。


勝手に自己完結させ、蹴り技を出す体勢に入る。

確か本気でやると乗用車1台吹っ飛ぶ威力にしてもらったから...ちょっと手加減して...




｢さっきからいってぇんだよこの野郎!!!!｣



バキッ


回し蹴りをお見舞いする。




やっべ、なんかすごい音しちゃったし強盗さん軽く吹っ飛んじゃった....
割と手加減したつもりだったんだけど...これは要練習かな...




なんかもう今ので強盗さんは失神してしまったっぽい。外から警察の方が走って入ってきて、強盗さんを連行していった。いつの間に警察呼んでたの。

うあ〜なんかコナンくんの出番奪っちゃった気分だわすまん。





まぁいいや、それより私は食材を買いに行きたいんだよ。もう夕方じゃん。
事情聴取とか受けてられっか。さっさと行こう。

そう思って外に出ようとすると、クイっと袖を引かれる。









コナン｢待って!!お姉さん!!｣



｢ﾋｮｴｯ!?｣








うわああああああコナンくんじゃないですかやだー!!!!可愛いー!!!!!!









...じゃなくて!!!
ちょっとこれはやばいのに捕まったぞ...

はーち→←ろーっく

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