【名探偵コナン】傍観していたい人生でした(遠い目)【トリップ】

ろーっく ページ8

やってきました日●銀行〜。

こういうときコナンくんとかがいると銀行強盗とか出るよね。あれっフラグかな?????



別にコナンくんたちにめちゃめちゃ関わりたいわけじゃない。そりゃあちょっとはおしゃべりしてみたいけど。
どっちかっていうと遠くから眺めていたい感じ。あとあんまり事件に巻き込まれたくないからかな!!うん!!


ほどよい仲のご近所さん程度の関係がいいな〜

とか思いつつ、お金をいくらか下ろす。
さーて買い物に行くぞ〜と銀行を出ようとした瞬間だった。





強盗｢オラァ!!!全員動くんじゃねえ!!!!!!金だ!!!金を寄越せ!!!!!｣



｢まじですか｣




銃を片手に、銀行強盗がやってきました。




くそやろう!!!!!見事にフラグ回収してんじゃねえか!!!!!
アレッでもここにコナンくんいなくね??

と思った瞬間、ふと視界に入る、大きなメガネをかけた特徴的な髪型の男の子。
もうおわかりだろうか。
そう、毎週土曜日夕方に活躍する、見た目は子供、頭脳は大人、その名は、名探偵コナン!!!である。


｢コナンくんいたんかーい!!!!!｣


と小声でツッコミを入れてしまう。

まじかよ〜初日からいきなり事件に巻き込まれるとか嘘だろ...こんなん鬱だわ.....



一人脳内おしゃべりをしていると、強盗はもう銀行員さんからお金を巻き上げたようで。
仕事はええな。


強盗｢いいかお前ら!!!下手な真似するんじゃねぇぞォ!!!
...よし、そこの女、来い。｣



｢ｴｯ｣



私かよ!!!!!!!!!!
盛大なツッコミを脳内で入れながら、言われた通りに強盗さんの傍まで行く。

ｳﾜｧめっっっっちゃ怖い。
言っとくけど私ふつうの一般人なんだからな。コナンくんとかと違って麻酔銃持ってないしスーパーなシュートも出来ないんだからな!!!!


強盗さんの近くまで行くと、グイッと引き寄せられ、そのまま首筋にナイフを当てられる。
やっぱり私人質じゃんかよ...

ていうかちょっとあなたさっきまで銃持ってたのにいつの間にナイフ出したの。

ひやりとしたナイフの感触に、ﾋｪｯっと色気もクソもない声が漏れる。


ｳﾜｰｰマジ無理コナンくん助けて!!!!

なんて心の中で叫んでもどうにもならず、私を人質に連れた強盗さんは少しずつ外へ向かう。


えええどうしようこれそのまま連れてかれて山の中とかでパーンかグサッってやられるやつじゃん転生してそうそう死ぬやつじゃん!?



ここで死ぬとかあっけなさすぎる...

ん!?そうだ!!!そういえば私神サマに蹴り技強くしてもらったじゃん!!

ななー→←ごー

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す