【名探偵コナン】傍観していたい人生でした(遠い目)【トリップ】

よんじゅうにー ページ44

なってこった......



無慈悲にも告げられた、｢写真なんてありました?｣という言葉に、膝から崩れ落ちそうになる。




蘭｢えっ!?Aさんどうされたんですか!?｣



思わず目を見開いて固まる私にびっくりする蘭ちゃん。


｢いや...ごめんなんでもないよ....たぶん酔ってたから記憶がごちゃごちゃに....
うん...大丈夫...それじゃあもう行くね......｣



適当に言い訳と挨拶を残し、自宅への道をヨロヨロと歩いていった。




蘭｢...?Aさん大丈夫かな?変な夢でも見たのかしら...｣







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･








･









｢ただいま......｣




マンションの自宅に帰り着くと、ドカッと思い切りソファに座り込む。


ソファに自分の体が沈むのを感じながら、とりあえず頭の整理をしてみることにした。




･蘭ちゃんがジョディ先生の家で写真を見ていない

↓

･蘭ちゃんはジョディ先生を怪しむことはなく、ハロウィンパーティーの時に彼女の車のトランクに忍び込むこともない

↓

･哀ちゃんがベルモットに撃たれそうになる時に蘭ちゃんが飛び出してこない

↓

･哀ちゃんお亡くなり.....





｢っうわあああああああ!?!?!?なんっっっってこった!?!?!?｣




たどり着いた結論に思わず叫び声を上げる。ほんとになんてこっただ。冗談じゃない。




私のせいで原作が変わり、哀ちゃんが死ぬかもしれない...?




そんなの想像しただけでこっちが死にそうになる。









そして、それを防ぐ方法はただ一つだけ。





｢私が、蘭ちゃんの変わりに....哀ちゃんを助ける....｣





実際に声に出してみると、その責任が重く体にのしかかるのが分かる。


まじやばい...やばい......やばい........語彙力もやばい...





ていうかそもそも蘭ちゃんがベルモットに撃たれなかったのってエンジェルだからじゃん?
...私エンジェルじゃねえじゃん!!!!!!!




｢ﾌｧｰｰｰｰもしかしてもしかしなくても私死ぬフラグやん....｣



なんてフラグを建設してしまったのだろう。

目の前のローテーブルにゴンッと顔を突っ伏して呻く。これおでこ地味に痛えな....






...でも、やるしかない。






自分で引き起こしてしまったことだ。責任は私が取らなくてはなるまい。









そんなこんなで、白藍A、死ぬ気で頑張りたいと思います。

傍観していたい人生だったよね!!!!!!(白目)









.....まずはとりあえずあの夜の私を85発くらい殴りたいです先生!!!

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