【名探偵コナン】傍観していたい人生でした(遠い目)【トリップ】

にじゅうごーっ ページ27

ファーーーーーーやばいこの状況に頭がついていかない。
赤井秀一に頭撫でられてるとか赤井さんファンに暗殺されるんじゃないか私。


とりあえず｢そんなことないですからー!!｣と言って撫でるのをやめさせた。
頭撫でられるのは嫌いじゃないっていうかむしろ好きだけど相手が赤井さんだなんて緊張しかしないからな。



｢...ってちょっといつまで笑ってんですか!!もう!!｣


なぜかいつまでも可笑しそうに笑う赤井さん。
そんなに笑わないでくださいなんか恥ずかしいだろうが!!!!
...もうさっさとお会計してしまおう。






そう思った瞬間だった。









ガシャン!!!







と大きな音が店内に響く。








バッとその音がした方向を振り返れば、その音はちょうど今から行こうとしていたレジの方からのものだった。



ガラスが粉々になっている肉まんケース。...あれっ正式名称なんていうんだろ。






そしてそこには、拳銃を店員さんに向ける男が1人。








男｢おい!!!!今すぐ金を全部よこせ!!!!!!!!!!｣









ねえ米花町って強盗の巣窟なの???????






そう叫ばなかった私は偉いと思う。とりあえずそこの強盗野郎は爆ぜろ。



また強盗かよ〜と思ったそこの貴方。大丈夫です私も同じこと思いましたふざけんな。


ていうか待って。
こっちの世界に来てから、銀行強盗にバスジャックにコンビニ強盗????
なんなの??
しかも今回は死神ことコナンくんいないよね????
あれっもしかして私自身が死神になりつつあるの????
は???もう私これ探偵になるしかない?????





私が脳内パニックを起こしている間に、コンビニ強盗さんは店員さんを脅してお金を袋に詰めさせる。


ていうかコンビニ強盗ってしょぼくね??あれ??度重なる事件で私の感覚が鈍ってるだけか??
だってコンビニのレジに入ってるお金なんて何十万円かそこらじゃん。なにを切羽詰ってんのこの強盗さんは。



男｢おい!!そこのお前らもこっちへ来い!!下手な真似すんじゃねえぞ!!｣


急に拳銃を向けられて大声で怒鳴られたもんだから、ついビクッと肩が揺れる。心臓に悪いだろうが。


どうやらお客さんは私と赤井さんだけだったようで、私たちは言われたとおりレジのほうにゆっくりと近づく。



男｢いいか、脳天ぶち抜かれたくなかったら大人しくしてろよ...
そうだな、そこの女...人質になれ。｣




...さてここで問題です。店内に女性は何人いるでしょうか?









...私だけじゃねえかジーザス!!!!!!!!!

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