【名探偵コナン】傍観していたい人生でした(遠い目)【トリップ】

いーっち ページ3

｢.......んぁ...?｣



?｢あ、目覚めた??｣




｢...........えっ｣








ふと目を覚ますと、知らない人が顔をのぞき込んでいた。

っていうか死んだよね私。なんで目覚めてんの。あれここどこ。




?｢やぁやぁだいぶ混乱しているようだねぇ。ってまあそっか。｣


｢あんた、誰...ここどこ。｣



?｢んー??ざっくり言えばここは天国の一歩手前かな。そして僕は神。｣


｢は????｣


何言ってんだこいつ。




神｢あっいま疑ったでしょ〜!!こう見えても僕はけっこう位の高い神なんだからね!!｣


｢は、はぁ...｣







神｢...ねえ、自分が死んだっていうのは覚えてる??｣



｢...覚えてる。｣


顔を少ししかめながら頷く。あれは鮮明に記憶に焼き付いてしまっていた。






神｢ごめんね...あれ、手違いだったの。｣





｢え...?｣





神｢ほんとはね、君は死なない予定だった。
なのに、あのとき原因不明の時空の歪みが発生した。その影響で君は運命の輪から外れ、あの事件に巻き込まれてしまったんだ。
本当に稀なことで、あまり事例はないんだけど...｣




神サマの顔は真剣そのもので、嘘をついているようには見えなかった。
それでも突然のことに動揺が隠せない。





｢う、そだろ........｣




神｢ほんとにごめん....｣





｢っじゃあ父さんと母さんも...!?｣


本当は死ななくて良かった....!?





そんな気持ちを込めつつ神サマを見るも、神サマは力なく首を横に振って否定する。



神｢残念だけど、君のご両親が殺されたのは手違いなんかじゃないよ。
それが、あの人たちの運命だったんだ...｣




｢....っ.....そ....っか.........｣








神｢....で!!ここからが本題なんだけど

君は手違いで死んでしまったからね。こちらが相応のお詫びをしたいんだ。｣


｢お詫び?｣

...何かくれんの?







神｢君にはもう一度生きてもらう。｣


｢....はい????｣




神｢今までの世界ではもう生きられないんだけど、別の世界で人生をもう一度歩んでもらうんだ。どう??｣



｢っえ、ちょっ...待って待って!!!｣




どう??じゃねーよちょっと待て思考が追いつかん!!!




｢い、生き返るってこと...!?｣


神｢まぁね。転生って言った方が分かりやすいかな?｣


｢な、なるほど...

あと、別の世界って...???｣



神｢えっとね、名探偵コナンの世界。｣




｢ﾌｧｯ!?!!?｣




何言ってんだこいつ。


もう一度言おう。



な に い っ て ん だ こ い つ 。

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