【名探偵コナン】傍観していたい人生でした(遠い目)【トリップ】

じゅうはーち ページ20

私が赤井秀一のかっこよさにノックダウンされている間に、ガム女を人質だと言ってバスの前へと呼ぶ犯人たち。


どうやらコナンくんはもう真相に気づいてるみたいだね。
コナンくんはジョディさんから口紅を借りた後、探偵バッジで何やらコソコソとやっている。

えーと、確かこのあと急ブレーキかけるんだったよな...どっか捕まっとこ...


そしてバスがトンネルを抜ける。

犯2｢よぉし!スピードを上げろ!!
ヘタなマネするなよ...オレ達の言う通りにやってりゃ助かるん...｣

コ｢よく言うよ...どーせ殺しちゃうくせに...｣

犯1｢な!?｣

コ｢だってみんなに顔を見せたって事はそーいうことでしょ?なんとかしないとみんな殺されちゃうよ...

この爆弾で!!｣


そう言ってコナンくんが博士と一緒に、口紅でSTOPの鏡文字が書かれたスキー袋を掲げる。


犯1｢こ、このガキ黙らせてやる!!｣

犯2｢おいバカ!撃つなよ!!｣

どうせあなた達の実力じゃ爆弾に弾当てちゃうのがオチだものね。


犯1｢ん?何だァ?その赤い落書きは...?｣

おおっと犯人1が文字に気づいたようだ。


コ｢早く!!!｣

と叫ぶコナンくんの視線の先には、バスの運転手さん。
運転手さんはバックミラーでSTOPの文字に気づいたようで、次の瞬間思いっきりブレーキをかけた。

キキィィィ!!と凄まじい音をたてながら止まるバス。当然、立っていた犯人たちはバランスを崩し、床や手すりなどに叩きつけられる。


それを待ってましたとばかりにコナンくんが麻酔銃を犯人2にプスっとする。


コ｢新出先生!その女の人の両腕を捕まえて!!
その人がつけてる時計は爆弾の起爆装置だ!!｣

コナンくんの指示に、新出先生がガム女を捕まえると、起き上がった犯人1がコナンくんを狙うが、あえなくジョディさんの膝蹴りが炸裂する。すげえ痛そう。
そして、引き金が引けないと慌てる犯人1に馬乗りになって何かを囁くジョディさん。




｢秘密は女を女にする....ね...｣


私がそうボソッと呟いたとき、ガム女が慌てた声を上げた。


ガム女｢い、今の急ブレーキで時計をぶつけて起爆装置が動き出しちゃったのよ!!
爆発まであと30秒も無いわよ!!!｣

コ｢な、なんだと!?｣


なんやて工藤ーーーーーー!!!!
そういえば最後爆発するんだったわ!!!忘れてたぜOh No!!!!

バスのドアを開け、ワッと逃げ出す乗客たち。



私も正直めちゃめちゃ逃げたい。でもさ!!



｢...君は逃げないの?哀ちゃん?｣

哀｢!?｣


哀ちゃんを置いていけないだろくそ!!!!

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