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第3輪 ページ4

名前教えたのはいいけど、なんでこんな包帯の人とまた会うのかね?





私にはよくわからないぞよ←





「こっちが、国木田くん」





国木田さんと呼ばれた人はぺこと一礼した。





『よくわからないですが、よろしくお願いします』





そんなことをしている間に午後4時を迎えた。





『私、そろそろ家に帰りますね。また、機会があれば』





そう言って、お金をカウンターテーブルに置いて。コートを羽織った。





「Aちゃん。」





ドアに手をかけた時に太宰さんが私に声をかけた。





『なんでしょうか?』





すぐ出れるように振り向かない。





「待ってるからね。」





待ってるから、とはどういう事なのか。
私にはさっぱりわからなかった。




無言でドアを開け、外に出た。





タイミング良く、風が吹いた。





明日にきっと何か起こるな。







私の座右の銘




〔花と風は嘘をつかない〕





その言葉の通り、花と風は嘘をつかない。





風が今、私に何かを、危険を伝えた。

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作者名:ゆきれあ | 作成日時:2017年2月23日 22時

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