第16輪 ページ17
探偵社に戻ったあとに太宰さんに聞いた。
『私が入社試験を合格したのは何をしたからですか?』
と。
太宰さんはお茶をズズッズゥズッズズゥズッズズゥズズズッと吸ってから言った。
「Aちゃんと敦くんがパトロールしてる時に一般人助けたでしょ?それだよ」
なんだ。そんな事で私は入社できたのか。
ってことは、いつでも入社出来たんじゃね。
と、思ったが口には出さなかった。
「黙っててごめんね?芥川が現れたのは想定外だったけど」
敦くんがお茶を持ってきながら言った。
「あと、社長がAちゃんのこと気に入ったみたいだからね〜」
ちらっと社長の方を見て太宰さんは言った。
「それに関しては俺も同じだ」
国木田さんがひょいとドアから顔を出した。
可愛いかよ。
こんな探偵社に私が入ったらどうなるのかは皆様ご想像出来るでしょうか。
うん。大変なことになるよ。きっと。
それから新入社員として谷崎さん、ナオミちゃん、与謝野先生、乱歩さん、賢治くん、事務員の方々に挨拶をした。
与謝野先生には質問を沢山された。うん。答えただけで疲れたよ。
なんかみんなは寮らしい。
探偵社から出た時に風が吹いた。
夕飯はパスタではなくラーメンにしろ。
そんな風に聞こえた。
風がラーメンにしろ。と伝える時は大体何が起きるパターンになる。
家に帰って外を見ると、赤い光が見えた。
とりあえず、それは無視して寝た。
あ、ちゃんとラーメン食べたよ。
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作者名:ゆきれあ | 作成日時:2017年2月23日 22時