【鬼滅の刃】鬼に恋をした【猗窩座】

第二十八話 ページ29

『そろそろ夜だな、戸締りきちんとしないと』




いつもならいる猗窩座さんの姿がいないと



やっぱり心細い、それほどあの人の存在は大きいのだ





『猗窩座さん、早く帰ってきてね...』




ｶﾞﾀｯ





『！猗窩座さん？もう帰ってきたのかな...』




私は猗窩座さんが来てくれたと思い、



音のする方へ行った、しかしそこに居たのは





童「やぁ、初めまして」



猗窩座さんではなく、別の鬼だったのだ







『ﾋｯ……だ、誰なの何で入ってこれたのよ』






童「まぁまぁ、そんな怯えないでよ猗窩座っていう鬼君は知っているだろう？」





『え？猗窩座さんを知ってるの...？』






童「それは勿論、同じ屋敷に住んでるからね、相変わらず嫌われてるけど」






『はぁ、(言われてみれば猗窩座さん苦手そうなタイプだ...)』







童「にしても、猗窩座殿が毎晩会いに来ている女がどんな人かと見に来たけど、本当に綺麗だ」







『た、食べるんですか、私を...』








童「そうしたいのは山々なんだけど、猗窩座殿に近づいたら殺すって言われちゃったからさ〜、食べたら猗窩座殿そうとう怒ると思うんだよ〜


ま、猗窩座殿に何をされようが鬼だから治るけどね」







『どうか、食べないでください、お願いします...』


私はただ、頭を下げてお願いするしかなかった



私はまだ死ぬわけには行かない



猗窩座さんとまだ傍にいたいっ...




童「ふん〜...」

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