4日目 朝 ページ20
-目黒 side-
「ん…朝か」
一応、生きてるな。
昨日の追放会議で、俺は霊媒師宣言をした。
殺されてもおかしくはなかったけど。
待てよ？
ってことは、人狼は…
舘さんに？
いや、単純に人狼が俺を襲撃しようとしたけど、
騎士が守っててくれたかもしれない。
とりあえず、
舘さんが
生きてることを
確認しないと…
「生きてて…」
隣の舘さんの部屋のドアをノックしても、
返事がない。
もうこの時間、
起きてるはずなのに…
その時、
深澤くんが部屋から出てきた。
深澤「目黒、おはよう」
「ふっかさんっ！舘さんが、まだ起きてないし、ノックしても返事がないんです！」
深澤「…まじで…？」
俺もふっかさんも動揺してた。
深澤「とりあえず、ドア開けよ…。 舘さん？」
俺の視界の先には、
左胸を真っ赤に染め、
床に横たわっている、
舘さんがいた。
「っ！舘さん!!!」
俺は舘さんに近づいて肩をたたいたけど、
その固く閉じられた瞼が
開くことはなかった。
「舘さんっ!!!舘さ…ん…」
叫んでも、
その瞼は
開かなかった。
深澤「っ！翔太！？まて…」
渡辺「涼太!?おい涼太！！起きろ…風邪ひくぞ？」
翔太くんは、何が起こったか分からない表情で、
舘さんに近づいた。
渡辺「涼太…目を開けてよ…涼太…涼太ぁっ!!!」
ラウール「えっ、舘さん…」
深澤「ラウ…」
ラウール「なんで…昨日まで一緒にみんなのごはん作ってたのに…」
翔太くんは、ずっと泣いてた。
大切な、大切な人を失ってしまった翔太くんの心の傷は
計り知れない。
２人だけの空間にしよう。
そう思って俺は部屋を出た。
阿部「ラウール、大丈夫？」
やっぱり１６歳のラウールには辛すぎるだろ…
だいぶ顔色が悪そうだった。
阿部「部屋で休んでな」
ラウール「そうします…」
深澤「朝ごはん、作ってくるよ。舘さんみたいに上手にはできないけど、許して？」
「大丈夫」
絶対、
人狼見つけてやる。
そして康二と、佐久間くんと、舘さんの
敵をとるんだ。
今日のメンバー
こじラウ
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さっちい(プロフ) - 郁瑠さん» コメントありがとうございます！「グッドラック」と言ってます！ (2023年1月23日 9時) (
レス) @page22 id: eabb928051 (このIDを非表示/違反報告)
郁瑠 - そう言えば、ふっかさんが追放された時、なんて言ってたんですか？ (2023年1月22日 21時) (レス) @page22 id: 9402d5e40b (このIDを非表示/違反報告)
さっちい(プロフ) - ゆーみんさん» ありがとうございます笑確かに間違っていました！修正致しました。 (2020年3月8日 17時) (レス) id: a455764f90 (このIDを非表示/違反報告)
ゆーみん - 二人目の犠牲者のとき、残るメンバーは７人だと思うんですが...。とっても読みやすくていいので、これからも更新頑張ってください！ (2020年3月8日 17時) (レス) id: 6eb472e7d7 (このIDを非表示/違反報告)
さっちい(プロフ) - ネイジュ・ピエールさん» 本当ですか!?ありがとうございます！この後の展開に（自分で言うのも何だけど）こうご期待！これからもよろしくピーマンであります！ (2020年3月7日 21時) (レス) id: 9ffff271c4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さっちい | 作成日時：2020年2月19日 16時
