NEW STORY 6 ページ6
少し続いた沈黙のあと、らっだぁさんたちの後ろにいる4人の方たちが「大変言いにくいのですが…」と言いながら体を乗り出してくる。
「…あのぉ、ちゃんと紹介させていただけないでしょうかぁ?」
小さな背丈の天使さんがらっだぁさんの目を見つめて、頼むからさせてくれと言うように訴える。
「えー」
「嫌だ。」
「お前らは黙ってみとけ。」
しかし、その思いは届かず却下された。
「は!?ひどっ!なんでらっだぁお前そんなこと言えんの!?」
その時批判したのはその背丈の小さい天使さんではなく、その隣にいた天然パーマの天使さん。
「なんで俺だけなんだよ!」
「一番言い方がひどかったから。」
「はぁ!?」
「まぁまぁ…」
「落ち着いて…」
急に喧嘩を繰り広げるらっだぁさんとくるくる頭の天使さんを、みなさんがなだめる。
私は気になるけどなぁ…この人たちは誰なのか。
『とりあえず…話の前にその人たちを紹介してもらえませんか?』
「「黙ってろ!/黙ってて!」」
私が優しく言うとそう返されたので、さすがの私も少し頭にきた。
私も今となっては感情を抑え込むのが難しくなってしまったみたいで、すぐ顔か言葉に感情が出てしまう。
今回も抑えられそうにない。
そのため、少し声を荒げて言ってみた。
『…いい加減に…
してください!!!』
「「「!!?」」」
私が叫ぶと、みなさんは何事!?というように私を見る。
私はそんなみなさんの顔がすごく面白くて、思わずぷっと吹いてしまった。
数分後…
「すみませんでした。」
「申し訳ないです。」
『そ、そんなに謝らなくても…』
2人がさっきとは打って変わって、頭を下げて必死に謝る。
『もういいですから!ね?それよりも…
紹介していただけませんか?』
「あ、そうだった。」
「忘れてた。」
「忘れてたんかい!」
らっだぁさんとくるくる頭の天使さんはえへへと笑う。
そんな2人に綺麗にツッコミを入れたのはもちろんレウさん…ではなく、白い帽子を被った天使さんだった。
この人もツッコミ枠なんだぁ。
また漫才のボケとツッコミのような割り振りを考えてしまう私は、そういう面白いのを求めているのだろうか。
改めて自分は変わったなぁと思った時だった。
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雪那々(プロフ) - れーふぁさん» たまたまですよ〜wでもそう言ってもらえてすごい嬉しいです!!ありがとうございます(´∀`*)頑張りますー! (2018年12月25日 22時) (レス) id: 6aeb77ce64 (このIDを非表示/違反報告)
れーふぁ(プロフ) - え、何かすげえ気になる終わり方…プロですね!貴方が神ですか!(狂更新頑張って下さい! (2018年12月25日 17時) (レス) id: e38f4452ec (このIDを非表示/違反報告)
雪那々(プロフ) - ハカタさん» 本編でいつ名前出すか迷ってますw ありがとうございます〜!すごい励まされます!来年も失踪しないように頑張ります!←お互い頑張りましょう! (2018年12月23日 7時) (レス) id: 6aeb77ce64 (このIDを非表示/違反報告)
ハカタ(プロフ) - 雪那々さん» ま、まさかあの強くて白くて雪だるまな人は...(ここでお口チャック←)もう毎日のようにこの作品やら雪那々さんの過去作とか見るのが楽しみになってます!来年も頑張ってくださいね♪(まだちょっと早いけどw) (2018年12月22日 21時) (レス) id: 05436ab3ab (このIDを非表示/違反報告)
ラビア=フローズン - 雪那々さん» えっ、読んでくだらなくても、ええんですよ?言っただけですし、なんにせよ駄作ですから!はい!頑張りましょう!(人間とは程遠い生物ですので) (2018年12月10日 16時) (レス) id: 641bf012e4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:雪那々 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/personal.php?t=conect1016
作成日時:2018年12月9日 8時