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NEW STORY 25 ページ25

コンちゃんside
ーーーー

風が音を立てて頬をきる。


向かい風が強い。まるで川の流れに逆らって泳いでるみたいですごく疲れる。


それでも、早く行かなければ。



ガチャンッ!!



俺は魔法で閉じられたドアを強引に開け、中に入る。


普通こんなことをしたら衛兵に止められるが、今は全員出払っているのか誰もいない。


まわりを見回したあと、制御室に向かって走っていった。



たったったった…



大きなお屋敷の長い通路を走り、近海さんがいるはずの部屋に向かう。



ガタンッ!!



「近海さ……」



俺はまたドアを強引に開ける。そして、そこにいるはずの近海さんは…









血だらけで床に倒れていた。



「!?…近海さん!」



俺はすぐに駆け寄り、肩を揺らす。


しかし応答がない。が、まだ生きている。


俺は右手をスッと動かして魔法陣をつくり、回復魔法をかける。


その時にきらきらと光りながら少しずつゆっくりと閉じていく無数の傷。






なぜこんな傷痕が?


そんな疑問が頭をよぎった。


まだ冥界人は乗り込んでいないはずだ。


もし魔力の使いすぎで倒れていたのだとしても、こんな傷はつかない。


"誰かが"つけないとできない傷痕。


しかし、天界人同士は傷つけあうことはできない。


その瞬間、使者に知られるようになっている。


でももし、"天界人じゃないやつ"がここにいたら?


天界人…使者である近海さんを傷つけ、殺'そうとすることなんて容易ではないのか?


その推理から至った答え。









「…内通者が、いる?」

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雪那々(プロフ) - れーふぁさん» たまたまですよ〜wでもそう言ってもらえてすごい嬉しいです!!ありがとうございます(´∀`*)頑張りますー! (2018年12月25日 22時) (レス) id: 6aeb77ce64 (このIDを非表示/違反報告)
れーふぁ(プロフ) - え、何かすげえ気になる終わり方…プロですね!貴方が神ですか!(狂更新頑張って下さい! (2018年12月25日 17時) (レス) id: e38f4452ec (このIDを非表示/違反報告)
雪那々(プロフ) - ハカタさん» 本編でいつ名前出すか迷ってますw ありがとうございます〜!すごい励まされます!来年も失踪しないように頑張ります!←お互い頑張りましょう! (2018年12月23日 7時) (レス) id: 6aeb77ce64 (このIDを非表示/違反報告)
ハカタ(プロフ) - 雪那々さん» ま、まさかあの強くて白くて雪だるまな人は...(ここでお口チャック←)もう毎日のようにこの作品やら雪那々さんの過去作とか見るのが楽しみになってます!来年も頑張ってくださいね♪(まだちょっと早いけどw) (2018年12月22日 21時) (レス) id: 05436ab3ab (このIDを非表示/違反報告)
ラビア=フローズン - 雪那々さん» えっ、読んでくだらなくても、ええんですよ?言っただけですし、なんにせよ駄作ですから!はい!頑張りましょう!(人間とは程遠い生物ですので) (2018年12月10日 16時) (レス) id: 641bf012e4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:雪那々 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/personal.php?t=conect1016  
作成日時:2018年12月9日 8時

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