二十二話 ページ27
午前0時、入り口や廊下、牢屋の見張りが次々に代わり始めた。
『………今代わった奴らは、多分今日の朝ぐらいまでは見張りを続けるはず………』
私は全ての監視カメラの機能を “録画機能“ に切り替えた。明日皆が侵入する時に、カモフラージュとして流しておくのだ。
『んで、見張りがいる場所をマップに書き込んで………っと。この画像をさらにぶちょーに送信………』
これで明日、皆も動きやすいだろう。
その時だった。私が牢屋を映すモニターを見ると、部屋の端に灰色の三角の形をしたものが落ちている。
『……一年生も知識がついてきたねえ………』
◆*◆*◆*◆
Aが灰色の物を発見する三時間ほど前のこと__
神崎side
神「これ………どうやって食べるんだよ……?」
今俺達の前におにぎりとフォークが置かれた。でも………
岡「俺達、手を縛られてるから食べられないよな………」
どうやら皆で力を合わせて食べろってことらしい。
神「………皆、今お腹空いてるか?」
俺がそう聞くと、皆空いていないと答えた。
藤「あ、俺神崎が企んでることわかった!多分な………」
藤森が話始めた。
まずフォークを床に擦り付けて、鉄の粉を作る。ある程度の量が作れたら、今度は平べったく潰したおにぎりに鉄粉をつける。それを数時間寝かせておけば………
藤「簡易ナイフの完成!確か坂本さんは、縄ぐらいなら切れるって言ってた。」
俺が考えていたことと全く一緒だ。鉄粉おにぎりは(多分)何百年前に存在していた “忍者“ が考えた武器で、ある物で代用するという考えから生まれた(らしい)←
神「とりあえず明日起きて、見張りにバレないよう縄を切ろう。」
- 金 運: ★☆☆☆☆
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雪の助(プロフ) - 夜猫さん» コメントありがとうございます!文才がなく更新ペースも遅いので、暖かい目で読んで頂けると幸いです。 (2017年12月26日 17時) (レス) id: 1a18262307 (このIDを非表示/違反報告)
夜猫(プロフ) - 凄く面白いです!いつも楽しく読ませて貰ってます!話の内容がめっちゃ私の好みで続きが気になりながら読んでます!更新、頑張ってください!!! (2017年12月19日 21時) (レス) id: c9704af438 (このIDを非表示/違反報告)
雪の助(プロフ) - 桃猫♪さん» コメントありがとうございます!た、楽しみに待ってもらえるなんて………更新ペースが亀さんなのがとてもお恥ずかしい……これからもどうぞよろしくお願いします♪ (2017年11月27日 23時) (レス) id: 1a18262307 (このIDを非表示/違反報告)
桃猫♪(プロフ) - とても楽しく読ませて頂きました!話が私好みで読みやすかったです!更新、楽しみに待ってます!(^^)! (2017年11月26日 0時) (レス) id: 7ff4b827c6 (このIDを非表示/違反報告)
雪の助(プロフ) - 七葉さん» コメントありがとうございます!おかげさまで、作品更新の気力が戻ってきました!これからもどうぞよろしくお願いします♪ (2017年11月23日 22時) (レス) id: 1a18262307 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:雪の助 | 作成日時:2017年10月16日 23時