【呪術廻戦】抗えぬ運命と血筋を持つ少女3

御三家召集 ページ9

貴方目線

中学生になった年
その日は御三家の召集があって、私は恵と一緒に五条さんについてきていた
また私の罵倒が始まるんだろうなと考えながら屋敷の廊下を歩いていた

A:召集と言う名の見下しなんですよね、訂正すればいいのに
五条:外身だけ良くしたいんだよ、アイツらは
A:はぁ…下らないプライドだけ掲げる主義なんですね、御三家は
伏黒:そんなに愚痴るなら来なけりゃいいだろ
五条:そりゃ僕だってあんな口しか言わないジジィ共のところに連れていきたくないよ
連れてこなきゃ即処刑するって口だけ達者に言ってくる始末なんだよね
僕が離れたら大変だから、仕方なくね
A:まぁ、ウザくなったら無礼講して帰ってやるから

ハハハと悪ガキのように笑い、廊下を歩く
口だけじゃなくて動け馬鹿と罵りたいものだ
まぁ今は我慢だ、実力を見せつけりゃいいだけ

??:あれー?悟くん達やん
今日は遅刻せずに来たんやな

廊下のど真ん中で仁王立ちして私達の行く先を遮っている直哉の姿があった
私達の気も知らず、ヘラヘラと話し始めた

直哉:毎回毎回悟くんも大変やなぁ
家系が訳ありな子供2人をここまで連れてきて、面倒見てんやから
お務めごくろーさん


あー、コイツの相手めんどくさ
コイツが次期当主とか、禪院家現当主はバカなんじゃないかな
さっさとどっか行ってくれないかな


五条:えーっと、お前誰だっけ?
……あー、人望ないくせに自信満々に次期当主とかほざいてるクズか、久しぶりぃ!
相変わらず馬鹿みたいに元気じゃん!
直哉:…あ"ぁ!?

吹きそうになるも我慢するが、体が小刻む
あんなバカみたいな顔見せられたら笑えないわけがない

五条:僕ら暇じゃないんだよね、これから禪院と加茂のジジィに会わなきゃいけないからさ
まだ当主にもなってない坊っちゃんは、ママのところに帰んな

直哉を煽りながらズカズカと阻まれてた廊下を歩く
私達もその後ろをついていく

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