【呪術廻戦】抗えぬ運命と血筋を持つ少女3

擦り付け ページ31

五条目線

五条:はぁぁ、一方的すぎでしょ
夜蛾:今出来ることはこれしかないんだ、仕方ない

チビを保護してから1週間後
やっとチビの家の調査を終えたらしいが、何故か俺だけ上層部のジジィの元へ呼び出された(夜蛾先も同伴)
で、チビの身元について教えられた

チビの正体は、呪術界御三家の加茂家の汚点である加茂憲倫に目をつけられ、呪胎九相図を作り出すためだけに利用された"呪霊の子を身籠る体質を持っていた女"の子孫だった

明治に突如実力をあげた御三家に次ぐ謎多き一族柳谷家
いつその女と接触したのか、そして同時に百年の空白
この空白は柳谷家の屋敷の地下にあった書物でもあまり詳しく且つ途中までしか記されておらず、チビの祖父にあたる当主で終わってしまっているため何も分からなかった

何故生息不明となった女の子孫であることが分かったのかは、今回柳谷家に襲撃した呪詛師達が雇い主から聞かされたらしい
ただその雇い主については顔も愚か何も知らず、報酬に目が眩んで受けたらしい
その雇い主も一体どこからその情報を得たのかもわからない

これ以上呪物を増やされることの脅威からか、怯えたジジィ共は即そのチビを処刑することを決めていた
別に心が痛むとかなかった
が、俺の心の中のどこかでチビの処刑を拒否していた


「あんなチビ相手に怯えてるとか雑っ魚」


無意識に俺の口からその台詞が出ていた
わからない、何故かジジィ共を煽ってた
煽ったせいでジジィ共の逆鱗に触れたのか、俺への嫌がらせをしてきた


"呪術規定に基づき死刑とする"か、"死刑保留の為に監視として柳谷Aを五条悟の許嫁にする"か


五条:あ"ーマジでイラつく
夜蛾:だったら口を慎んでおくべきだったはずだぞ
五条:口だけのジジィ共の言わせっぱなしとかが気にくわなかっただけですよ
俺、思ったことは我慢しないタチなんで


我慢して人生何が面白いやら


夜蛾:とにかく、この事はあの3人に伝えるからな
お前は先に教室の方にもどって、軽く説明しておいてくれ
五条:へいへい

その場に残される俺


ジジィ共の発言がループする
やっぱイラつく


五条:ﾁｯ

苛立ったまま教室の引き戸を乱暴に開ける

心配不要→←怖がらせる

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