【呪術廻戦】抗えぬ運命と血筋を持つ少女3

御三家に次ぐ名家現当主として ページ16

貴方目線

釘崎:あはははっ、最高じゃないその話!
プライドへし折られてやんの!

余程面白かったのか、野薔薇は腹を抱えて大笑いしていた
私も正直あの帰りの新幹線で大笑いしていたから、仕方がない

A:ま、そのあとはみーんな警戒してるよ
私を怒らせないようにしてるよ、直哉以外はね
釘崎:懲りないヤツね
A:ま、その度にぶん投げてあげてるから
釘崎:何それ、学習しない奴ね
よく次期当主とかほざいてられるわね
A:甘やかされて育ったからねぇ

みーんな現や次期当主を甘やかしたりするから、ダメにするんだけどね

釘崎:けど、あんたってほんと凄いわね
真希さんもだけど、周りにとやかく言われてようが、前に突き進んでんだからさ
A:それは全部、五条先生のお陰だから
心の底から吹っ切れる事が出来たからさ
"彼女"がそうだったから、その子孫も"弱い"って決めつけられて、人権と家柄の尊厳を貶されたくないからね
結婚するまでは、私は御三家に次ぐ"柳谷家の当主"なんだから
現当主として、自分と家族の尊厳を守らないとね
釘崎:……絶対見習うべきだ、てか入れ変わるべきよ、あの御三家と

別に偉くなりたいとか思ったことない

A:それはそれで後々面倒くさいことが増えるからいいかな
そういうのは、間に合ってるから
釘崎:あんたがそれでいいならだけど
ま、私はそんなあんたの事が大好きよ
A:ふふ、ありがと
さてと、そろそろ帰ろうか
釘崎:そうね、帰ってもう一頑張りするか!
絶対交流会で泣かせてやるわ!

椅子から立ち上がり、伝票を持って席を離れる
なんか話したら、気持ちが清々しくなった気がした

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