【呪術廻戦】抗えぬ運命と血筋を持つ少女3

身の狭さ ページ2

貴方目線

あの後すぐ家入さんの所に連れてかれ、呪霊に触られてはないが念のための検査された
診る人が家入さんだったからよかったが、彼女以外の人だったらいろんな意味で疑われ居心地が悪くなし、世間体でも後ろ指を指されるだろう


これ以上、世間体や肩身が狭くなるのは御免だった
けど毎回呪霊に怪我させれる度に検査されるのも辛いし、恥ずかしかった、正直受けたくもない
そんな私の気も知らずに、悠々と過ごして私を罵倒してくるアイツらが憎い


五条:検査終わった〜?

上を着てると、当たり前のように五条さんが扉からひょっこり現れた

家入:おい五条、ノックしてから入れ
検査中だったらどうするんだ
五条:えー別にいいじゃん、一緒に暮らしてるんだし
家入:それでもだ、Aは繊細な時期の女の子だ
それくらい考えろ

家入さんに注意され、五条さんは不貞腐っていた

家入:で、何か用件があったんだろ
用件もなく来たならさっさと出てけよ、ここは談話室じゃないからな
五条:まあ用件かな、Aに用があったんだよね
A:私に、ですか…
五条:うん、あの3人に話聞いたんだけど、なんでもオマエが行こうって言い出したとかなんとか言っててさ
A:………


やっぱりだ、主犯の癖に都合が悪くなればいじめ対象の私に擦り付けて、自分は被害者してさ…
こんなこと言っても、いつも五条さん笑ってくるだけじゃん
話して笑われるくらいなら、黙ってた方がマシだ


五条:なーんか嘘にしか聞こえないから、適当に頷いて話終わらせたけど
で、何があったの?
A:………

沈黙を貫く

五条:へぇ、黙りか
けど間違いだったね、ある程度伊地知に調べさせてきたから


伊地知さん、また振り回されてる…
こんな事のために伊地知さん使うとか、馬鹿なのではないか?


五条:クラスの奴らに何があったか聞いたら、あの3人に連れてかれるお前の姿を見たって
いじめられてたんだろ、あの3人に
A:……だから、なんですか
五条:なんで言わなかったの、言ってくれれば僕があの3人を黙らせてあげるのに

簡単そうに話してくる五条さんに、ため息をつく


五条さんには私の考えや気持ちなんか分かるわけがない
そんな奴らを黙らせても、無意味であること
いじめから解放されても、呪術界の人間達に当たり前のように罵倒の嵐が降り注いでくる
結局私は解放されてもなく、自由にもなってない

関係性→←優先順位

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す