誘う ページ42
暁目線
朝、ホテルのロビーで竜司達と集まる
三島:この旅行も、もうすぐ終わりだねぇ
明日の夜には、もう帰りの飛行機の中でしょ
暁:案外早く過ぎるな
竜司:くそっ、こんなはずじゃなかったのに!
三島:はぁ?
竜司:日本みたいな街回って…
しかもビッグバン・バーガーって、日本かよ!?
三島:そんなこと言われても、そういう旅行だろ?
竜司:恋人といちゃついているヤツもいたんだろ?
暁:いたな
竜司:それだよ!
足りなかったのはっ!
暁:…はぁ?
何を言い出すかと思えば、またそれか…
海の時といい…
諦め悪いな…
竜司:午後からの自由時間、いくしかねぇ
三島:どこに?
竜司:「思い出作り」だ!
ハワイと言えば海、旅の恥はかき捨て…だろ!?
昼間に連絡先聞き出して、夜に抜け出す
どうよ?
思い出作りか…
…今がチャンスかもしれない
三島:俺も…?
竜司:バレて困る相手はいねぇだろ?
お互いに!
三島:まぁ、そうだけどさ…
竜司:すました顔してっけど、もちろんお前も…
暁:悪い、少し用事を思い出した
竜司:なんだよ、しゃーねぇな
おい三島、行くぞ!
三島:ちょ、坂本と2人きり!?
竜司:なんだよそのイヤそうな顔は?
まずはワイキキ縦断するぞ!
三島:マジかよ…
2人がロビーから消えたことを確認して、人の少ない、部屋に戻る
暁:よし…
スマホを取りだし、Aとのチャットを開く
自由時間の誘いのメッセージを送る
貴方目線
朝、杏と一緒に部屋に戻る
相部屋の子は一度戻ってきたのか、ベッドの上に出しっぱの服があった
軽く辺りを片付け、自由時間の予定を考える
杏達を誘いたいけど…
もしかしたら、予定があるかもしれない
…暁は、どうかな?
今、大丈夫かな…?
ﾋﾟﾛﾝｯ
スマホに着信がくる
スマホを手に取り、チャットを開く
丁度、暁からメッセージが着ていた
暁:"今大丈夫か?"
"自由時間、もし予定空いているなら、一緒にどう?"
タイミングが良すぎる…
でも、よかったかも
A:"ありがとう"
"私も丁度話そうとしてた"
暁:"そうだったんだ、ならよかった"
"Aのいきたい場所、ある?"
折角のハワイだから、ビーチとか歩きたい
A:"あの、よければ一緒にビーチに行かない?"
"折角だから、ビーチを散歩したい"
"水着でいい?"
暁:"いいよ"
"なら、ビーチに集まろう"
暁との約束が決まる
水着に着替え、貴重品を持ってホテルから出る
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 56人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：華蓮 | 作成日時：2020年5月14日 0時
