海水浴 ページ17
暁目線
海水浴当日となり、佐倉さんに色々と注意される
双葉とモルガナを連れて皆と合流し、目的地の三浦海岸に向かった
杏:じゃあ着替えてくるから
ここで集合ね
暁:あぁ
杏:じゃあ行こっか
A:うん
自分達も着替えて、荷物をとった場所に置き、椅子に座り、女子達を待った
竜司:…混んでんな
暁:そうだな
祐介:…
杏:お待たせ〜
後ろから杏の声がした
立ち上がり、振り返る
スタイルのいい杏と真は、水着姿もよく似合っていた
隣で竜司が鼻の穴を広げていた
杏:アハハッ!
少しは見直したか?このこのっ!
するとAと双葉の姿がなかった
暁:二人は?
真:Aはもう来るわ
A:お待たせ…
更衣室の出口からAがモジモジと恥ずかしそうに出てきた
緑のハイネックビキニに丈の長い白のラッシュガードのA
竜司:おぉ…!
A:あ、あまり見ないでほしい…
普段肌を見せないA
初々しく白い肌を見せる感じが理性をくすぐる
ラッシュガードを羽織っているため、後ろ姿が見れないのが惜しい…
後で写真撮ろう
杏:双葉ちゃんは?
A:もうひとつ準備してから出てくるって
暁:準備?
すると足音がした
目を向けると、頭にミイラのようにタオルを巻いた双葉がいた
竜司:うがっ!?
双葉:ふおへはら!はんへき!
A:ふ、双葉、一旦落ち着こうか
ふらつく双葉を止めるA
真:どこも完璧じゃないでしょ
じっとして
巻いているタオルをとる真
タオルが取れた瞬間、双葉の顔が現れる
双葉:…ど、どうかな?
暁:バッチリだ
双葉:!
真:人いっぱいだけど、双葉、大丈夫?
双葉:大丈夫、皆いるし
A:もしものことがあれば、頼ってね
双葉:お、おう…!
杏:そろそろお昼だね
ご飯にしよ?
竜司:んじゃ俺、適当に買ってくるわ
暁:あぁ、頼む
A:お願いします
お金を竜司に渡し、荷物がおいてある場所に座る
すると双葉が自分の荷物を漁っていた
取り出したものに驚く
祐介:ここまできてそれか!
取り出したものは、インスタントのカップ焼きそばだった
双葉:主食!
A:主食って…お湯は?
双葉:持ってきた!
水筒を片手に取り出した
お茶かと思っていたが、まさかそれのためか
竜司が買ってきたものを広げて食べる
祐介:ありふれた味なのに、なんでこんなに美味いんだ
モルガナ:ワガハイにも!
竜司:おう、食え食え
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作者名：華蓮 | 作成日時：2020年5月14日 0時
