買い出し ページ14
貴方目線
朝、支度をしているとスマホが鳴る
手に取り、着信先を見る
杏からだ
A:もしもし
杏:"もしもしA、今大丈夫?"
A:うん
杏:"これから水着買いに行くから今から渋谷来れる?"
A:水着?なんで?
杏:"双葉の特訓の仕上げで海行くって言ってたじゃん"
A:あぁそうだった
杏:"だからそれに向けて買いにいこう!"
"双葉のも買わないと行けないから"
A:うん、分かった
杏:"なら後で渋谷にね"
A:うん、じゃあまた
スマホを切り、財布の入った鞄をもって家を出る
電車に乗り、渋谷に向かう
目的地に着くと、前のアジトだったガラス張りの通路に、杏と真がいた
A:お待たせ!
杏:揃ったね、行こ!
渋谷のあるデパートに行くと、夏のシーズンで色んな水着が展示されていた
真:色々とあるわね
A:色もデザインもすごい…
杏:双葉が着れそうなの選ぼう!
真:そうね
A:うん
色々と見ると、フリルのついた可愛らしいものが多い
杏:これなんかどう?
真:色はいいんだけど、デザインが…
A:これはどうかな?
杏:うーん、ちょっと双葉のイメージじゃないね…
真:すこし大人しいほうかな?
A:双葉の好きなのってなんだろう…
杏:あ、これなんかどうかな!?
黄色のフリルがついたビキニだった
A:あ、可愛いね
真:確かにいいね、色も双葉らしいわ
杏:ならこれにしようか
あとは自分達のだね、早く選ぼう!
真:そうね
A:うん
色んなエリアの水着を見るが、どれも背中の露出が多い
翡翠のハイネックの水着があるが…
傷が見えないようにしたいのに…
真:どうしたの?
A:背中見せたくなくて…
真:何か羽織ったらどう?
あっちにパーカーがあったはずよ
A:ありがとう、ちょっと見てくる
真が言ってた方へ行くと、生地が薄いラッシュガードなどが置かれていた
白の丈の長いものを選び、杏達のところへ集まった
杏:選んだ?
真:えぇ
A:もう大丈夫
杏:私も自分のと双葉の選んだから、買ったらルブランに向かうよ
双葉に一度着てもらわないといけないしね
会計を済ませ、水着の入った紙袋を貰う
渋谷駅に乗り、四軒茶屋に向かう
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作者名：華蓮 | 作成日時：2020年5月14日 0時
