一四六 ページ49
貴方目線
いよいよ明日に近づいていた
明日の今…鬼舞辻無惨が産屋敷に来る…
必ず薬を吸収させ、絶命させる
??:古波蔵A様
A:!
部屋の障子の向こうから声をかけられる
女性の声だった
恐る恐る正座をしたまま障子に近づき、開ける
廊下に高貴な雰囲気を持った女性がいた
A:えっと…
??:産屋敷あまねと申します
A:!
慌てて頭を下げる
確か、御館様の奥方…
でも、なんで私のところに…
あまね:当主の輝哉がお呼びです
A:御館様が…?
あまね:どうぞ、案内いたします
A:あ、はい
御館様のいる部屋へと向かうあまね様の後ろをついていく
御館様に初めて会うけど…
私みたいなのが安易に会っていいのだろうか?
…いや、その前にここにいてはいけないような…
中庭のある廊下へ出ると、障子が開いた部屋があった
そこへと連れていかれる
あまね:お呼びしました
??:ありがとうあまね…
あまね:どうぞ中へ
A:…はい
言われるがまま中へ入ると、顔や手を覆うように包帯を巻いて横になっている男性がいた
この人が、産屋敷輝哉様…
こんなにも、病気が…
波長も弱々しい…
輝哉:来てくれて…ありがとう、A…
A:いえ…
輝哉:鬼舞辻無惨を倒すために…
協力してくれてありがとう…
心から、感謝してるよ…
A:いえ…
話すことすら、辛そうに見えた
時々、苦しそうに咳き込んでいた
輝哉:すまないね…
見苦しい姿を見せてしまって…
A:いえ…
あの、下がりましょうか?
輝哉:いや…大丈夫…
気遣ってくれてありがとうA…
これだけは君に話さないといけないから…
こっちへおいで
A:…はい
そう言われ、御館様に手招きされる
近づいて、傍で正座する
輝哉:珠世さんから…私と鬼舞辻無惨のことは…
聞いているかい…?
A:あ、はい
輝哉:そうか…
彼女の言う通り…私と鬼舞辻無惨は…
今はもう近くはないけど、同じ血筋なんだ…
察しはついてるよね、君も…
A:…
同じ血筋とは思わなかった
輝哉:私のこの病は…呪いなんだ…
一族から…無惨のような、鬼を出してしまったからなんだ…
A:!
輝哉:私達一族は…絶えないために…
彼を倒すことに心血を注いでいるんだ…
A:…そう、だったんですか
そのために、鬼殺隊が作られのたか…
初めて知った
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 57人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ひよこ(プロフ) - ゆきなさん» いえいえ！まだまだ未熟者です！でも読んでいただきありがとうございます！本当に嬉しいです！ (2020年4月6日 19時) (
レス) id: a7c452ed95 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな - えっとー神ですよね？ (2020年4月5日 22時) (レス) id: e657495ec3 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：華蓮 | 作成日時：2020年3月23日 1時
